
中編
白い影、黒い影
赤坂な 3日前
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事で決して背後は振り返りませんでした。
今、思うと多分・・・
追いかけられたのは、100m程度だった気がしますが・・・
昇降場まで、全力で船を漕ぎました。
何とか、陸にたどり着き・・・
1時間後くらいに、仲間のボートも到着。
『どうしたんだよ? いきなり帰りだして!! 何かトラブルかと思ったじゃないか!!』
・・・・怒ってました。
事の顛末を話すと・・・
意気消沈。
以後、今に至るまで2度と夜の水面には出ていません。
今は、バス釣りだけで無く海にも繰り出していますが・・・
もう、夜の水面に浮かぶ気にはなれません。
この後日談があります。
2つ目の話・・・・
地元で、ニュース・新聞にも出る事故が翌年起こります。
私達が、怖い物を見た場所で知人が死んでしまう事になりました。
生き残ったのも・・・・、私の知人・・・
自分の釣りの師匠に当たる人でした。
事故から、11年後経過して偶然、商用で地元に帰って来てた師匠に出会いました・・・
その事故で、生き残ってしまい・・・
地元に居られなくなった、師匠は北海道に移住してました。
久しぶりに会った、師匠があの日起こった事故の話をしてくれました。
やはり、必死で助け様としたそうです。
友人は、あの場所でルアーを立ち木に引っ掛けてしまい・・・
外そうと、ボートから立ち上がり、バランスを崩して湖面に落下。
ボートのすぐ脇に落ちたため、すかさず魚を掬う網を差し出すも・・・
ありえないスピードで、水中に引き込まれる様にまっすぐ沈んだ!と、師匠は話しました。
『どうやったら、あんなに真っ直ぐに一機に沈めるんだろう?』
それが、師匠に会った最後になりました。
危険な釣り・・・やってはいけない!
また、当時はライフジャケット着用も知る所ではありませんでした。
趣味は、命がけでやる物ではありません。
コロナ影響で、釣り経験の無い家族連れも増えました。
堤防から、落水すれば這い上がることは・・・まず、無理です。
安全重視で楽しむ事をオススメします。
色んな、意味で・・・・
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