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中編

白い影、黒い影

匿名 2日前
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この話は、2つに分かれます。 私も今年で54歳 もう、30年前の話になります。 1つ目・・・ 当時、日本ではバス釣りが人気を出し始めてました。 岡山県県北に位置する、そのダムには既に多数のバスが生息しており まだ、免許取立ての私達は家から1時間をかけ通うようになってました。 日中は、人も多い小規模ダム湖。 湖底には、小さな廃村が沈んでます。 当時、バス釣りはまだ未開の魚であり・・・ バスと言う魚が夜行性である事を、アメリカ文献から知り・・・ 無謀にも、私たちは夜のダム湖にゴムボートを出す様になってました。 今、考えると良く・・・あんな危険な事が出来たものだと思います。 そんな、やんちゃ時代の話になります。 その夜も、仕事終わりで仲間4人で集合。 2艇のゴムボートに分乗して、漆黒のダム湖に船を出してました。 直接、水面を照らすと魚が警戒してしまいます。 懐中電灯で、水面から突き出た立ち木を照らしながら釣りを進めます。 バスは、警戒心無く簡単に釣れました。 近くには、もう1艇の仲間のボートの灯りも見えます。 それは、楽しい僕らだけの秘密の遊び場になってました。 暗闇に照らし出される黒い湖面、その中から出ている立ち木の光景は その日、起こる恐怖までは神秘的で魅惑の光景でした。 ダム最奥に近い場所まで本日も到着。 水面から多数の立ち木が出ているポイント・・・ 幻想的な光景に心躍る・・・ ルアーが立ち木に掛からない様に周囲を懐中電灯で照らす・・・ あぁ・・・大体、こんな並びで木が出ているんだな~って解り始めた時・・・ んんん・・・?? あの、白いモヤは何?? 1本の立ち木に寄り添うように不自然なモヤがある事に気が付きました。 人が、木に掴まり立っている様に見えたのです。 友人と一緒に、あれは何!??・・・と、凝視! だんだんと、人に形になっていく・・・ 友人が、『あれ!ヤバイ!!』・・・と、見とれている自分に声掛け 距離は、10mも無い・・・ そこからは、猛ダッシュでボートを漕ぐ。 それでも、ボートを降ろした所までは500m以上ありました。 ゴムボートは、バックでしか漕げません。 漕ぎ手は、ボート背後を見ながら漕ぐ事になります。 追いかけて来てるんですよ。 白い人影が斜めに流れながら・・・ 私、必死でボートを漕ぎました。 友人は、私の様子を見る

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