
キャンプ3日目のこと。
山登りしていると急な雨に見舞われ、僕たちは引き返した。
僕たちはキャンプの本部であるロッジに戻っていった。
山登りのチームはいくつかに分かれているので、僕たちが戻ってきたときには僕たち以外のグループはまだ戻っていなかった。
僕はロッジの自分たちの使っている部屋に向かい、タオルで体を拭いたり着替えたりした。
同じ部屋の仲間は僕だけだった。
僕は部屋で着替えてしばらく休んでいると、
「ひゃー、すごい雨だね。」
そう言いながら、僕たちの部屋に戻って来たのは結だった。
「あ、裕司(僕)!戻ってたのか!」
相変わらずガサツで頼りがいのある結の雰囲気。
結はびしょ濡れの服のままだった。
「ちょっと濡れちまったからさ、着替えていいよな?」
と言った。僕はそんなの勝手に着替えればいいのにと思いながらも頷いた。
結はボタンを外し上着を脱ぐと、驚く僕。
結がキャンプの服を脱ぐと、Tシャツ姿に違和感が・・?
キャンプの服の上からは気づきにくいが、シャツ姿になると少しは膨らみがあるのが分かる。
「え??」
俺が驚いていると、結は顔色ひとつ変えず
「言ってなかったっけ?俺、女なんだよ。」
「え、だったら!!」
俺は慌てて部屋を出ようとすると
「いいよ!別に。関係ねーじゃん!」
顔や雰囲気は男だが、体は女な結。
俺は結を興味深く見ていた。
すると結は
「どうした?俺のこと興味あんの?」
「いや、そうじゃないけど!」
「正直に言えよ!コソコソすんなよ。男のくせに。」
そういうと結は俺に近づいた。
一方でソワソワする俺。
結は俺に
「俺もさ、こう見えてもちゃんと男が好きだからさ、安心しろ!」
そう言って体を近づける結。何を安心すればいいのか。
雰囲気は男だが、体はやはり女だった。
俺は結にドキドキして何か惹かれるものがあった。
・・
(完)
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。

