本当にあった怖い話

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匿名
2015年10月26日
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私は介護士をしています。

以前、グループホームで勤務していました。

身体的な介護の面では比較的元気な方が多く、特別養護老人ホームや老人保健施設などに比べるとアットホームな感じの施設でした。

ほとんどの方が認知症でしたけどね。

テレビで見るような「娘を保育園に迎えに行かなあかんねん」という典型的な方も少なくありません。

と…前置きはさておき。

その日は私が2階の遅出勤務だった日です。

遅出は20時までの勤務で、19時になると1階のフォローに行かなければなりません。

私はいつも通り19時になって1階へ降り、1階の仕事が終わって2階へ戻ってきていました。

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その日は1階が忙しく、2階へ上がってくると20時を過ぎていたのですが、夜勤者のために洗濯物だけでも干そうと、乾燥室へ向かおうとしていました。

山積みの洗濯カゴを抱え、フロアに出るとその日ショートステイで来られていた利用者様(仮にAさんとします)が私を呼びました。

Aさん「お姉さん、もう帰んのん?」

私「ん〜これだけ終わったら帰るわな」

Aさん「今日はもう帰り。あかんで〜。」

その時は特に気にも止めていませんでしたが、後にその言葉の意味に気付くことになります。

Aさんに「待っといてな」と言い残し、乾燥室へ洗濯物を干していた私はある音が響いていることに気付きました。

ずり…ずり…ずり…

初めはAさんが歩いているのだと思いました。

介護施設の床は、利用者様が歩いても大丈夫なように音がよく響くように作られていると聞いたことがあり、そのせいだと思っていたのですが。

しばらくたっても鳴り止みませんでした。

普通であれば、足音を聞いた職員が駆けつけるはずです。

なのにそれらしき声も人の気配も感じなかった私は不思議に思い、乾燥室から顔を出して廊下を覗いてみました。

が、誰もいませんでした。

その時に気付けばよかった。

不思議に思いながらもまた洗濯物を干していると、また足音が聞こえてきました。

それもだんだん近付いてきているような感じ。

私は怖くなって仕事どころではありませんでした。

本当は早く逃げ出したかったのですが、フロアへ行くには足音がする廊下を通らなければいけません。

そんな勇気もなく、ただただ音を聞くしかできませんでした。

ずり…ずり…ずり…

その音はちょうど私がいる乾燥室の前で止まりました。

私は恐怖のあまり、夜勤者のFさんの名前を大声で呼んでいました。

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