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リアル 前編
長編 emoji_events 殿堂入り

リアル 前編

匿名 1時間前
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った。 予想通りとしか言いようがなかったが、奴の顔の広さだけに期待した。 臭いとこに居たくない気持ちからその日はカプセルホテルに泊まった。 今夜も出たら終わりかもしれないと思ったのが本音。 翌日、とりあえず近所の寺に行く。さすがに、会社どころじゃなかった。 お坊さんに訳を説明すると「専門じゃないから分からないですね~。しばらくゆっくりしてはいかがでしょう。きっと気のせいですよ」なんて呑気な答えが返ってきた。 世の中こんなもんだ。 その日は都内では有名な寺や神社を何軒か回ったがどこも大して変わらなかった。 疲れはてた俺は、埼玉の実家を頼った。 正確には、母方の祖母がお世話になっているS先生なる尼僧に相談したかった。っつーかその人意外でまともに取り合ってくれそうな人が思い浮かばなかった。 ここでS先生なる人を紹介する。 母は長崎県出身で当然祖母も長崎にいる。 祖母は、戦争経験からか熱心な仏教徒だ。 S先生はその祖母が週一度通っている自宅兼寺の住職さんだ。 俺も何度か会ったことがある。 俺は詳しくはないが、宗派の名前は教科書に乗ってるくらいだから似非者の霊能者などとは比較にならないほどしっかりと仏様に仕えてきた方なのだ。 人柄は温厚、落ち着いた優しい話し方をする。 俺が中学に上がる頃親父が土地を買い家を建てることになった。 地鎮祭とでも言うんだっけ? 兎に角その土地をお祓いした。 その一週間後に長崎の祖母から「土地が良くないからS先生がお祓いに行く」という内容の電話があった。当然、母親的にも「もう終わってるのに何で?」ってことでそれを言ったらしい。 そしたら祖母から「でもS先生がまだ残ってるって言うたったい」って。 つまり、俺が知る限り唯一頼れる人物である可能性が高いのがS先生だった。 日も暮れてきて、埼玉の実家があるバス停に着いた頃には夜9時を回る少し前だった。 都内と違い、工場ばかりの町なので夜9時でも人気は少ない。バス停から実家までの約20分を足早に歩いた。人気の無い暗い道に街灯が規則的に並んでいる。 内心、一昨日の事がフラッシュバックしてきてかなり怯えてたが、幸いにも奴は現れなかった。 が、夜になり涼しくなったからか俺は自分の身体の異変に気が付いた。 どうも首の付け根辺りが熱い。 伝わり

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  • 怖すぎるんですけど、、
    こわがりナイト
  • 膝の上に手置いてんのかわいい。
    まさお
  • コピペ載せておもろい?
    環七
  • 林どうした?!
    みー
  • 普通に見た事ある
    たくみ
  • なんだ。この話か
    イプシロン
  • 最後までー
    くわはらあゆむ
  • なんだ、ただの雛見○症候群か
  • 面白すぎ!久々こうゆうのキタ。なんか落ち着く。
    みぃ
  • 怖い(T ^ T)後半も見たい、いつ書くの?
    (((o( ˊᵕˋ )o)))
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