
中編
わからない
どちゃ 3日前
chat_bubble 0
12,319 views
させ、送ることにしました。
その前に一回母に報告しようと、ミカタちゃんを連れて家に入ると、母はキョトンとして言いました。
「あんた誰と喋ってたの?変な子だと思われるからやめてよー。ミカタちゃんなんていないよ、もう妄想ごっこはやめときな」
正直母のいい方にイラッとしましたが、それよりミカタちゃんがいないと言われたことが気になりふと後ろを見ました。
本当にそこには、ミカタちゃんはいませんでした。しばらく外を探し、いないことを確認するとしょうがなく家に帰りました。
部屋に戻ると、ベッドの上にはさっきミカタちゃんに摘んであげた花と、ミカタちゃんが持っていた花が数本、置かれていました。
それからすぐに、姪っ子の実花田ちゃんがなくなったと聞きました。
まだ、3歳だったそうです。
母は私に、きっとお別れに来たんだねと言いましたが、私は実花田ちゃんに今まで会ったこともなく、生まれたということしか知りませんでした。
なぜ私のところに来たのか、
なぜ現れたのか、今でもわからないままです。
長々と失礼しました。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。