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車両基地で首無し新幹線が徘徊していた

車両基地に、運転席のある尖った先端部分が新幹線が停まっていた。
ここは、ここ数十年で一気に経済が発展した国だ。
この国は日本から新幹線の車両と技術を買ったが、この国では新幹線の車両やシステムを隅々まで調べ、今では日本の新幹線の技術を上回る最新鋭車両がいくつもデビューしている。
目の前の新幹線車両は、両端の首や機器などを奪われ、まるで寄生蜂に寄生されて心身ともにボロボロになって朽ち果てた虫のようだった。
そんな新幹線を寂しくに眺めていると、しばらくして動いた!
ゆっくりであるが、首のない新幹線は車両基地を前後に行ったりきたりしていた。
この新幹線はどうやって動いているんだ?
両端に運転席はなく、中間の車両にも無さそうだった。
この国の技術は既に日本を凌駕している。
ボロボロなった新幹線はゾンビのように車両基地を徘徊していて、かつての超特急の面影など微塵もない。
ゾンビのように死してもあそばれる定めなのか。
いや、少子高齢化が進み、さらに技術の衰退した日本がこの新幹線の姿ではないだろうか。
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(この投稿はフィクションです。本文中の「この国」とは架空の国であり実在の国をモデルにしている訳ではありません。)
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