気にしているので、私の横に付かせようと引っ張りました。 横に付かせたちびは、全身震えて、頭から尾っぽの先まで逆毛を立てて、口からから泡を吹いていて、もう歩ける状態ではないのがわかりました。 とにかくちびを連れて逃げようと、ちびを抱き、うつむきながら見ないように立ち上がった瞬間 追い付かれた！！と感じました。 恐怖で動くことができず、 うつむきながら少し目をやると、スーツパンツに男性の革靴が見えました。 視線を少し上まで上げたら膝ぐらいから上はありません。 抱き上げたちびが、必死にうなり声を上げてくれたおかげで、体が動きちびを抱いたまま走りました。 見たかったライトアップの家でT字になっていて、細道を抜けました。この時気配は消えて空気が柔らかくなりましたが、 とにかく怖いのでちびを抱いたまま家まで走りました。 家について、ちびは母に飛び付き安堵の様子で、私は「やっぱり色々気のせいちゃうわっ嘘つき！追っかけられたやん！気のせいちゃうから玄関に盛塩があるんやろぉ」と泣きました。 もしもの時にと私が小さなころから盛塩をし続けていたそうです。 それ以来あの細道は私もちびも通りません。 他の家族との散歩でも、あの細道をちびは断固拒否します。 私は今でもちょっと霊感があるようです。 ちびと過ごして、動物は見えるを確信しました。 怖くなくて、すいません。