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長編
苦狂日記 叫びの詩
匿名
苦狂日記 叫びの詩
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苦狂日記 叫びの詩

匿名
2014年9月6日
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個人名や団体名等、一部の薬物を除き全て仮名で書かせてもらう…

そしてこれは、今でも謎が多くて分からない事だらけなのだが…

なるべく順をおって書いていこうと思う…

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

「古田さん、ちょっといいスか?」

事の始まりは。会社で帰り支度をしてる時に、後輩の村瀬に相談に乗ってほしいと持ちかけられた事からだった…

村瀬とは結構仲が良く、家に遊びに行ったり、よく一緒に飯を食いに行く間柄で、相談等にもよく乗ってあげていた。

いつもは大した事のない相談で、ただ話を聞いてほしいみたいな事ばかりだったのだが、その日はいつもと違って真剣な表情で話し掛けてきた。

相談というのは村瀬の継母の事で、見てはいけない物を見てしまったかもしれないというものだった…

村瀬は10歳の時に本当の母親を病気で亡くしている。

その後、父親が男手一つで彼を育て上げ、継母と再婚するまで一緒に暮らしていたそうだ…

だが父親が再婚し、継母が一緒に暮らすようになってから、父親と仲が悪くなっていったという。

元々は父親とは仲が良かったそうだが、継母と性格が合わなかったらしく、それが原因で父親とも喧嘩をするようになっていったそうだ…

そして間もなく村瀬は、実家を出てアパートを借り、一人暮らしをするようになったらしい。

そして相談の内容なのだが…

村瀬が相談しに来る約半年位前に村瀬の親戚が二人亡くなっている。

正確には亡くなっていたと言った方が良いかもしれないが…

一人は村瀬の父親の妹で叔母の井上陽子、もう一人は陽子の娘で井上夏美。

この親子は死後1年以上経過していて、白骨化した状態で発見されたそうだ。

娘の夏美は、自室の布団の上で仰向けの状態で発見され、死因は不明…

母親の陽子は、寝室のドアノブに電気コードを巻き付け、ドアに持たれかかり、そのコードで首を吊った状態で発見された。

そしてその寝室には数万円の現金と、枕元には陽子の遺書と思われる、ノートか何かの切れ端。そして大量の睡眠薬があったという。

この睡眠薬は夏美が難病を患っていて、その病気の為に病院から処方された物だと分かった。

遺書らしきものには『疲れました… 夏美を楽にしてあげたい、私も楽になりたい』

と一行だけ書いていて、裏には日付が記してあったという…

この事から、この日付の日に親子は、無理心中したのではないかという事だった。

夏美の病気の状態はかなり酷く。日常生活も色々制限があり、陽子の介助が必要だったという。

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