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中編

扇風機おじさん

(;¬_¬) 4日前
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家に帰り、扇風機をつけると、隣から 「うるせえよ!!」 と怒鳴り声が聞こえる。 私は、 「また、『扇風機おじさん』か。」 と思い扇風機を切る。 皆さんは「騒音おばさん」を覚えているだろうか? 何年か前に布団をバンバン叩いて話題となった人物である。 「おばさん」が「騒音おばさん」になった理由は知らないが、「扇風機おじさん」の場合は明白である。 それは、下の階の住人とのトラブルである。 「扇風機おじさん」の下の階の住人は物音に異常なほど敏感な男で「扇風機おじさん」が少しでも音を立てようものなら下の階から「扇風機おじさん」の部屋の床(下の階の住人にとっては天井)をガンガン殴ってくるのだ。 しかも午前四時から。 この下の階の住人の異常な行動により「扇風機おじさん」は誕生したのである。 そして、「扇風機おじさん」は下の階の住人と同様に物音に異常に敏感になり、隣の部屋の私が扇風機をつけただけで 「うるせえよ!!」 と怒鳴るようになったのである。 ここで疑問なのが なぜ、「扇風機おじさん」は私が扇風機をつけたことに気づくのか? ということだ。 普通に考えて、扇風機の音が隣の部屋に聞こえることはない。 もしかして盗聴しているのか? と考えたが、そんなことをしても何の意味もない。 また、「扇風機おじさん」は忍者なのではないか? 忍者だからどんな物音も聞き取ることができるのではないか? とも考えたが、この時代、忍者では食べてゆけないであろう。 そんなこんなで、「扇風機おじさん」が引っ越してきて2か月がたった。 6月は梅雨時期のため夜は寝苦しい。と言ってクーラーをつけるにはまだ早い。 私はどうしても扇風機をつけたくなった。 私は、 「また『うるせえよ!!』が飛んでくるんだろうな」 と若干憂鬱な気持ちになりながら扇風機をつけた しかし… 「うるせえよ!!」が飛んでこない。 私は、 「いないのかな?」 と思い、恐る恐るベランダを覗いた。 するとそこには信じられない光景があった。 なんと、「扇風機おじさん」がベランダでクルクルクルクル回っているのだ。 「扇風機おじさん」が「扇風機」になっているのだ。 私の頭の中をいろいろなことが駆け巡った。

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  • ちともしろい
    Ken
  • ある意味怖いからok
    モンチ
  • 他バン行けや!
    環七
  • 最後らへん面白い!
    ゆーちゃん
  • ギャグホラーという新ジャンルか……
  • なんなんだよこれw
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