発目はそのままA宅の台所でヤりました。すごく良かったです。 　今なら言えるけど、この娘は相手をよく見てんだよね。誰にどういう対応したら転ぶかわかってる。 　それから1.2ヶ月経った頃合いに、Bからまた電話かかってきた。「他の男の影がある」的な。ドキッすると同時にお前が言うかみたいなのはあった。 　ただ聞いてくと俺でもないしAでもない他の男らしい。根がチキンで直接対決を避けていたBだったが、次こそはA宅ではっきり言ってやるぞと。でも怖いから俺にもついてきてくれって。それで掠奪できれば後は自分の愛でなんとかできると思ったんだろう。 　で3度目の飲み会インA宅、時刻は19時頃じゃないかな。チャイム鳴らしたら口元怪我したミクが退っ引きならない感じで出てきた。 　Aの暴力か、野郎女に手ェあげやがって！って乗り込んだらAの他にも男が2人居るの。大学生くらいの若いのと、ヤンキー崩れみたいなガラ悪いの。で、どったんばったん大騒ぎよ。 　俺とBぽかーんてしてたら、「B君助けて」ってミクがしがみつき、てめえもかコラァってヤンキー切れる。「俺君なんとかして」ってミクが抱きつくと俺も参戦させられる。単純すぎだろって思うかもしれないけど、祭りの空気みたいなもんなんだよ。ちょっと火種があればたちまち燃え盛っちゃう。 　ゴタゴタしててよく覚えてないんだけど、ミクの立ち回りも素晴らしかったと思うよ。慣れてたのかな。 　結局近隣住民の通報でお巡りさん来て署に連れてかれて聴取受けて、男連中だけお叱り受けた。女の子は社会的に守られる風潮あるしね。状況的にも酔った男の乱闘としか見られない。 　それから会社で上の人に散々絞られて、謹慎食らって、気がつくとミクは居なくなってた。ついでに友人2人も失った。 　その後Bが自殺未遂起こしたって話を別な友人から聞いたんだけど、病院でもっと重篤な病気に感染していた事が発覚。ここまで読んだら分かると思う。アレだよ。Aも感染、伝え聞いた話だから真偽は不明だけどミクと付き合ってた男がさらに4〜5人居て、うち3人感染。俺は大丈夫だった。 　自宅でもし神棚置いて何か祀るならね、コンド○ムを俺はオススメするよ。宗教勧誘来ても「うちはオカモト様を祀っていますので」って断れるからね。