
短編
呪われた駆逐艦
み 3日前
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1943年 - 秋
アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィア海域である実験が行われた。
その実験とは駆逐艦『エルドリッチ号』を指す。
『エルドリッチ号』の船体に大量の磁場を浴びせ、敵のレーダーから姿を見えなくするという実験。
実験開始から間もなく『エルドリッチ号』は巨大な緑色の光に覆われながら、海上から完全に姿を消した。
しかし『エルドリッチ号』はレーダーはおろか、肉眼ですら確認出来なくなった。
連絡も完全に途絶え
関係者が固唾を飲んで、見守る中..
15分が経過した頃『エルドリッチ号』は再び、フィラデルフィアの海上に姿を現した。
関係者が歓声を上げたのも、束の間
その船内は何故か、地獄絵図の様は光景が広がっていた..
発狂してる者。
死んでる者。
全身、炎に包まれ燃えている者。
身体が船の甲板にめり込み、同化している者。。
その様な者で溢れかえる異様な光景は悲惨を極めた。
実は『エルドリッチ号』は姿を消したのではなく
2500kmも離れた『ノーフォーク沖』までテレポーテーションしていた。
この実験はバミューダトライアングルの消失事故を人為的に起こそうとした
またはアメリカ軍が新兵器の実用性を試したとも言われ
真相は闇の中。
とにかく『エルドリッチ号』には..
『呪われた船』
として不名誉な称号だけが残った。
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