本当にあった怖い話

滝畑ダムは大阪にあるダムなんですが心霊スポットとしてまぁまぁゆうめいですよね。その近くにはサイクルスポーツセンターという場所もあって、サイクルスポーツセンターにはよく行っていました。しかし、滝畑ダムには近寄ったことはありません。何故なら両親が、危ないと言っていたからです。

その日はお父さんとおばあちゃん、僕、弟、妹の5人でサイクルスポーツセンターに行っていました。帰り、僕は近くに滝畑ダムがあることを思い出し、行ってみたいとしつこく言いました。するとお父さんは、お母さんには内緒な。と言って行くことになりました。お父さん曰く滝畑ダム自体も自殺者が多いので危ないが、近くにある「第三トンネル」というところが一番危ないそうです。お父さんは、

「まぁ行きと帰りにトンネル通るから」

と言って弟や妹の恐怖をあおいでいました。トンネルは3つあり、全部やばいらしいけど、中でも第三トンネルが危ないらしいです。

すると第一？トンネルが見えてきました。トンネルの名前の部分はよく見えませんでした。というより見てなかったです。第一？トンネルは難無く通過。次は第2トンネル。そこは第一？トンネルよりも空気が重い感じがしました。そしてトンネルを抜けると、少し離れたところに第三トンネルがありました。そこを通過しようとした時、お父さんが車を止めました。なんでだろう？と思っていると僕の方にある車のドアが開きました。車のドアは後ろは前の操作で開けたりできる車でした。お父さんになんで開けたん？と聞くと、下ろしてあげよかwとふざけて言いました。そしてドアを閉めて走り出しました。トンネルを抜けてしばらく進むとダムが見えてきました。特になにもありませんでした。

その帰り、弟と妹は寝ていて僕はお父さんとおばあちゃんと雑談をしていました。

車は3列座席があって、僕は2列目の座席に座っていました。そして、雑談をしていると、後ろから女の人の髪の毛のようなものが僕の首にあたりました。湿ったような、濡れているような感じの髪の毛という感じでした。僕は

「はぁー。連れてきちゃった」

と思ってお父さんに、

「お父さん途中コンビニ寄ってや」

と言いました。お父さんも気づいてたらしく、バックミラーで一番後ろの席を確認するような仕草をしていました。僕もバックミラーを見ると、確かに一番後ろの席に女の人が座っていました。そしてコンビニについておやつを買って車に戻った時にはあの女の人はいませんでした。