
長編
お地蔵様
匿名 2日前
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僕のお父さんは、高校生の時に暴走族をしていました。その時にあったことをお父さんから聞いた話です。なので、伝聞の表現は使いません。あと分かりにくかったらすみません。
お父さんのいた暴走族をA族とします。
A族は30人くらいの人数で、ほぼ毎日国道を夜中に走っていました。走っているともちろん警察もきます。
A族は、一旦警察を撒こうということでバラバラになりました。でもバラバラになった後も単独で走る人たちもいたし、身を潜める人もいました。
お父さんはというと、まだ国道を走っています。お父さんは後ろにもう1人乗せて走っています。警察に目をつけられました。
警察はパトカーなので、細い道に入れません。なのでバイクの通れる細い道に入って行きました。そこで警察は諦めたようで、もう追ってこなかったそうです。でもその時は、待ち伏せされているかもしれないということで、さらに奥へ進んで行きます。その道は一本道で先には分かれ道があります。
お父さんは後ろの人(Aさんとする)にどっちがいいかを聞きました。すると、右のほうがいいだろと言いました。お父さんは言う通りに右に行くと、そこは古い家が沢山並んでいました。といってもどの家もかなり大きい家でした。右に曲がった時に、お婆さんが道を渡ろうとしていました。お父さんはかまわずにお婆さんを避けて前へ進みました。古い家が並んでいるところを抜けたと思うと次はお墓がポツンポツンと3つぐらい並んでて、その横にお地蔵様がありました。
Aさんはそれを見るなり、
「あそこ、見にいってみようぜ。」
と、急に言いだしました。お父さんは、
「嫌、やめとけ。呪われるぞ」
と言いました。Aさんは、大丈夫だってと言って、お父さんは仕方なくお墓のところへ行きました。あまり街灯が無かったのでよく見えなかったのですが、近くで見るとそのお地蔵様のある、小屋?のようなものに落書きが沢山されていました。お父さんやAさんは、罰当たりなことをする奴もいるんだなと言って、進もうとしました。するとさっき道を渡ろうとしていたお婆さんがそこへ来ていいました。
「このお墓は、昔戦争でお亡くなりになられた方々のお墓なんですよ。この場所に落書きをする人が出ると、ちょうど今まであなた達がいる場所で交通事故が毎日のように起きるんですよ。なのでお地蔵様を作ったんですよ。」
そう言いました。お父さんもAさんも内心怖くなりお婆さんに、
お父さん「教えてくれてありが
後日談:
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- Aさん、バイク持ってないのに暴走族はいってイキっとったんかww かわいいのう。黒柳徹子の中の人