で反省会なしでみんな帰ったのかな？と思っていました。 私は教室に戻ろうと廊下に向かった時、かすかに泣き声のような声が聞こえました。 今思えば信じられませんが、私は泣き声が聞こえたミーティングルームに向かいました。 そしてドアを開けようとドアノブに手をかけたら、ドアが開いて中からAが出て来ました。 Aはすごく泣いていて、「怖かった……怖かったよ……！」と言いながら私に泣きついてきました。 その時に何か危ない予感がして、話を聞く前に手を引き、廊下に走り出しました。 教室に戻った頃にはAは泣き止んでいました。帰りの会が終わった後、Aに「何があったの？」と聞いてみました。 するとAは、「ミーティングルームで掃除をしていて、終わって出ようと思ったら鏡に何か映った気がした。それで気になって鏡の前に立って鏡を覗いてみたら、自分の後ろに○○ちゃん(私)が立ってたの。だから振り向いたんだけど、後ろには誰もいなかった」と話してくれました。 その後しばらくはこの話はみんなに内緒にしていました。親にも言いませんでした。 そして11月になり、私は吹奏楽部だったので文化祭の練習がありました。 2年生の打楽器の先輩がいたのですが、「ちょっとトイレいってくるね」といっていなくなってしまい、練習場所の音楽準備室には私１人しかいませんでした。 先輩がトイレに行っている間、私はドラムを叩いていました。別に本番やるわけでもなく、ただ単に叩いてみようと思って叩いていました。 適当に叩いていたら、突然ドアの近くに積み上げられていたダンボールが2つ落ちました。 びっくりして、ドアに近づくとダンボールが落ちていて、中に入っていた紙が散らばっていました。 ドアが開いた訳でもなく、風もなかったので、ダンボールが落ちるなんてことはないはずでした。 怖くなって、音楽室にいる友達のところに行こうと思い、反対側のドアから音楽室に行きました。 友達には信じてもらえず、仕方なく準備室に戻ることにしました。 びくびくしながら準備室のドアを開けて中に入ると、閉まっていたはずの窓が半分ほど開いていて、風が吹き込んでいました。 準備室に入るには音楽室にあるドアか、音楽室に入る手前にあるドアを通らないといけないので、誰も準備室には入っていません。 音楽室には友達が1人いただけだし、私が立っていたのは準備室のドアを少し過ぎたくらいのところだったので