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中編

あのオッサンだれ?

2日前
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大阪の池田から丹波の山奥へ延びる国道173号で私が若いころに経験した出来事です。 その頃は、深夜の峠道を攻めるのが好きで、そういう車に乗ってました。ただ、私の友人にはこういうことの好きなのがいなかったので大抵一人で走っていました。(イメージはイニシャルDですが、残念ながらあんなに上手くありません。今はローリング族とか言って暴走族扱いされるようですね。私が走ってた頃もそういう車の集まる有名な峠道はたまに警察が封鎖して一斉検問かけてました。違法改造とかね。) その夜は、前述の池田から173を山の方向へ上って行って、能勢の集落~はらがたわトンネルの区間を走ることにしました。 この辺をご存じの方ならイメージ湧くでしょうが、山道と言ってもセンターラインのある広い国道で大きなS字陸橋が特徴的な超高速コーナーの区間です。はらがたわトンネルから能勢の集落まで一気に山を駆け下りてその途中に谷を跨ぐようにS字陸橋があるイメージです。国道と言ってもこの辺には家もありません。百数十キロ出しながら山を下ってS字に飛び込むその感じが堪らないところです。 ここに限らず、そのころ私は走る夜は、区間を決めてそこを猛スピードで行ったり来たりするような走り方をしていました。また、猛スピードなので、まず一往復は路面の状況を確認がてらゆっくり走ることにしていました。 で、下の能勢の集落から山登りを始めて、そのS字陸橋に差し掛かった時です。 S字陸橋の反対車線の脇に車道から向こうを向いたオッサンが一人立っているのを見つけました。歩道はありません。しかも、下の集落からもはらがたわトンネルの向こうの集落にもかなり距離のある場所です。時間も0時頃であり、人がいるのにとても不自然な状況です。 (なんだ、あのオッサン?)と思ったのですが、初回のゆっくりといえど100km/h近くは出ているので一瞬で通過しました。以前も深夜の山道で歩いている人を見たことは何度かあったので、何してるんだろう?くらいにしか感じず、山の上のはらがたわトンネルまで到着したら、今度は反対車線を山下りし始めました。 もちろん、オッサンのいるS字陸橋には警戒してゆっくり入りました。 (あれ?オッサンいない?) 谷を跨ぐ形で付いている陸橋で陸橋部分だけでも500mくらいはあるような巨大さです。しかも歩道もない谷間なのでもちろん下に降りれません。 (どこいったんだ?飛び降りてたら嫌だな

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  • 大してこわくはない。
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