
中編
憑依体質
えい 3日前
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した。
弥生の話を聞いてから Hさんに連絡を取って貰い J寺で待ち合わせをしました。
2時間後 Hさん夫婦がいらっしゃいました。
Hさんは余程 Iさんに振り回されたらしく 疲れた顔をされていました。
それと 今まで 騙され続けて来たから 弥生の友達とはいえ 私を不信な目で見ていました。
Iさんを視ると 何十体という悪霊が背後に蠢いていて 守護を務める守護霊の姿冴えも 蠢く悪霊に覆いつくされ視る事も儘ならない状態でした。
( これは……下手をしたら こっちが殺られる…。 )
ある程度 力の弱いモノから 外して行くと 悪霊を引き連れていた 元が姿を現し Iさんの口を使い 私があげた経を 恐れもせずにこう言い放ちました。
「その様なもので 私を追い出せるとでも 思っているのか ?! 利かぬぞ?利かぬ 利かぬ。わははははははっ……。」
Iさんの口調が変わったのと野太い声に Hさんはコレまでと違う Iさんの豹変振りに 思わず Iさんに駆け寄り 声を掛ける。
H 「おいっ 大丈夫か?Iっ大丈夫か?」
私は更に 声量を上げ 経をあげる。
「はははははっ利かぬわ……。 むっ……まっ……負けぬ…儂は……修業を………。」
( 今だ ‼ )
私は持っていた 数珠で Iさんの背中を思いっきり叩いた。
すると……Iさんの首の後ろ辺りから 白い霧の様なモノが出て来たので 透かさず水晶に封じ込めました。
Iさんは元々 憑依体質で Iさんがネガティブな感情を心に抱く事で 悪いモノを引き寄せて憑依してしまっていました。
今回 彼女に憑いていたモノは 山伏の様なモノでした。それが 元となって 此処彼処にいる 悪い霊達を引き寄せ Iさんに 代わる代わる 憑かせて Iさんを弱らせ様としていました。
肉体を持たない彼等は 肉体を求め 健康な人でもネガティブな感情を持った 特定の人間にとり憑き 肉体的にも精神的にも弱らせ 肉体を奪おうとします。
その後 Iさんに 塩を落とした緑茶を飲ませ Hさんには もう大丈夫だと伝えました。
Iさんの後ろにはしっかりと守護するモノが2人立ち 私に一礼して来ました。
そして 頭の中に 響くように 一言。
「有り難う御座います。」と……その声は 私が寝ていた時に 耳元で聞いた声と同じものでした。
それに 気付くとまた 深々と頭を下げて 消えていきました。
この怖い話はどうでしたか?
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- 紫雲さんの話は夢中になって見てます。僕も以前不思議なことを経験してたので、本当に力のある方に見ていただきたいですm
- 紫雲さんの作品はほとんどが体験談ですよね。 このような仕事をして何年くらいになるんですか?しゆか
- 匿名さん。コメント有り難う御座います。 「 本 」 ですか…? いえ。私は 表立つ事は致しません。メディアに出るという事は 徐々に『能力』を失う事に繋がりますので…。良くTVに「霊能者」の方々またはスピリチュアル等の方々が出演されていましたが… その方々は 力が失われたり 弱まったりするので 表立ち姿を現す事が出来ずにいるので。 「霊能者」と言えど 人間ですから…大金を手にすると 人が変わってしまうもの…。欲に溺れれば 「 能力 」を失う事になる。それは 教えに背く事でもある それを知っているから 表立つ事は致しませんし また お祓い等を承っても私は 1円も受け取る事は有りません。紫雲
- 本を出版してみては?匿名