
中編
いつもと違うお化け屋敷
匿名 2日前
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過ぎようとした次の瞬間!
中から赤い手が出てきた!
「きゃああ!」
声を上げる私!!
大声を出したのはビックリしたのもあるが・・・何とその赤い手は私の胸の膨らみを掴んでいた。
「何するの!」
私がいうと、手はサッと引っ込んだ。
穴の中はこちらからは覗けないようになっていて、縛られているので調べることもできない。
(何これ?わざと??)
さっきの手の主はサッと隠れて、物音もせず、中の様子は全く分からない。
私の胸には触られた感触が残っていた。
そこからさらに進むと、また狭くて暗い道が続いていた。
突き当たりに何かいるんじゃないかと思っていると、そこには包帯ぐるぐる巻きのミイラのような妖怪がいた。
ミイラはいきなり両手を広げて、わぁーっと私の体に抱きついた。
「いやぁ!やめて!」
私は割と本気で嫌がっていたが、ミイラは一向にやめない。
ミイラはしばらく私の体を抱いたあと離してくれた。
さっきの赤い手といい、私は別の意味での恐怖も感じていた。
そこから先に進むと、正方形状の部屋のような場所に出た。
部屋から続く通路は複数あり(どっちに行けばゴールだろう??)と思っていると、複数の通路から一斉にフランケンシュタインやゾンビなどの妖怪が現れた。
さらに私が来た道からも血塗れの白衣を着た妖怪が・・
「きゃああああ!!」
妖怪たちは、一斉に私を取り囲んだ。
私はあっという間に妖怪たちの餌食に・・。
妖怪たちは、私の体を押さえて、体をいじったりしていた。
手を縛られている私は体を守ることもできなかった。
しばらくすると、さっきのミイラや手を真っ赤に塗った男もその場に着て、私は5人の恐ろしい妖怪たちに悪戯されていた。
「やめて!!お願い!!」
私が訴えるのも虚しく、私の体は複数の手で悪戯されていた。
しばらく悪戯されたあと、私は服を直されて男たちはどこへともなく去っていった。
私は慌てて立ち上がると、ゴールはすぐそばだった。
そしてゴールで紐を解かれて、約束通り1000円分の金券を渡される私。
お化け屋敷の近くには人通りもあって出てきた私を見ていたが、汗だくの私を見て(そんなにこわいお化け屋敷なのか!)って思っているだろう。
実際、別の意味で怖かったが。
翌年以降は今までの、人通りの多いところにあるありふれたお化け屋敷に戻っていて、あのときのお化け屋敷を見ることは二度となかった。
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