
中編
濡れた女の霊
どらお 2日前
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私は心霊ものが大好きでよく見ていました。
そのため、中学生の頃からよくポルターガイストや誰もいない部屋からの足音などを目撃するようになりました。
時は流れ、あれは7年ほど前の話です
心霊スポットにもよく行くようになった私は複数の友人と廃ホテルにいきました。
そこは 溜まり場だったのか、スプレーで
落書きがしてあったりガラスや壁材が
散乱していました。
友人たちは怖くて恐る恐る進むなか
なぜか私は取り憑かれたように一人で
先へ進んだのです。
いま思えばそれはすべての始まりだったのかもしれません。
別の日、ある池に行ったとき、
心霊写真を撮りたかったので当時乗っていた
バイクのミラー越しに写真を撮りました。
すると不思議なことに、右手の指がとんでもない数にふえていたのです。
気持ち悪いと思いながらも嬉しい気持ちが
強かったので、別の日に
別のスポットにいくことになりました。
その日、車で5人である廃ホテルに行くことになりました。
現場に着くと友人2人が体調不良のため車で
待機することになり、私と霊感のある友人と霊感のない友人、3人で廃ホテルに向かいました。
その廃ホテルは内装解体がされていたのですが
なぜか途中でなげだされている状態でした。
あたりは壁材、断熱材、ガラスなどで足の踏み場もないような状態でした。
恐る恐る進むなか、2階に続く階段に差しかかったときです。
霊感のある友人が
「ストップ!今日はこれで帰ろう!」
と言うのです。
少し急ぎ足で車に戻り、すぐに車を走らせました。
霊感のある友人によると
「あそこ誰か殺されてるみたい。
その霊が2階から見てたんだけど、もしかしたらつれてきたかもしれない。」
と。
そしてその夜、いつものように寝床につきました。
※閲覧注意
この先本当に体験したことで
いまだに徐霊もしていません。
見たことによる 心理的瑕疵
霊症など、一切責任をとれませんので
ご了承ください。
当時ワンルームに一人暮らしを
していたので、時計をよく見ながら
生活をしていました。
寝床についたのが深夜0時でした。
しばらくしてあまりの寝苦しさに
とびおきました。
時間は深夜1時30分。
体は汗でびしょ濡れ。
「あれ?おかしいな。汗?」
その日はまだ寒い季節。
節約のために暖房などは一切使ってなかったのです。
疑問に思いながらもまた寝床につきました。
そしてまた寝苦しかったので起きようと
後日談:
- その後、私の住んでいた一帯だけ 水害にあいました。 他の地域にはなにも被害はありません。 洪水です。 聞いた話によると 昔、私の住んでいた地域は 水路だったらしいのです。 そのとき私はあの霊のことを 思い出しました。 「濡れてたのってもしかして…」 その霊がその水路で亡くなった人の霊なのか はわかりません。 前述した池の霊なのかもしれないし、 廃ホテルで殺された人の霊かもしれません。 いずれにせよ この世に未練を残して亡くなった ということに間違いはありません。 あのとき私がびしょ濡れになったのは 霊が濡れていたためかそれとも 憑依されるのを拒んでかいた汗なのか 今となっては知る由もありません。 もう一度言います。 徐霊はしてません。
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