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中編

観覧注意!18禁

匿名 3日前
怖い 70
怖くない 56
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は扉が開きました。 そこにいたのは見知らぬヤバ気な男性で、こちらが口を開く前に、今は間に合ってるから帰れ、と追い返されました。 しかしドアが閉められる瞬間、 「助けて」 というaさんの声を聞いたような…。 男の背後で有線がガンガン流れていたし、自分も妙な雰囲気に飲まれていたから何かを聞き違えただけなのか? 警察に通報をと考えたものの、違法営業の店に警察を立ち入らせることになってしまう、勘違いだったら、自分の責任で大事になってしまう、と思いまずは事情通であり経験豊富だろう上司に報告して相談することにしました。 が、気のせいだろう、の一言で一蹴され、なかなか上がらない営業成績の嫌味を言われただけでした。 (実はそう言われることは予想していました。売り上げしか評価しない社風でしたから) しかしやはり気になるので、翌日から一週間ほど近くを通り過ぎるようにしていましたが、路上置きの看板も出さなくなり閉店した模様でした。 それ以上この件に深入り出来なかったのは、自宅に無言電話がかかるようになったからです。 終電を逃した日はカプセルホテルや漫画喫茶で朝まで過ごし、朝方に着替えだけをしに帰るような感じでその頃はそれが日常だったのですが、その週の土曜、日曜、久しぶりに自宅で寝ていると、深夜30分おきの無言電話…。 匿名で警察に投書しようか、とも考えていたのですが、飛び込みである店に顔を出した時のこと、マネージャーに名刺を渡すと奥からオーナーらしい凄みの効いた男性が出てきて、 「あんた何をやったんだい?」 と言います。 「え?何もしてませんよ?」 「そうか。勘違いだったかな」 そんな会話だけで終わったのですが、「哀」のドアにメモと名刺を残してきたことを思い出しました。 やはり、あの件なんだろうか…。 無言電話の件もあるし、ひょっとして自分はマークされてる!?これでもう心が折れました。 結局、匿名の投書さえもしないまま一月過ぎてしまいました。 あのaさんの訴えを黙殺してしまったのだろうか…。 わずか4ヶ月の勤務でしたが、他にも小さな「助けて」の声を黙殺してきた気がします。 今日は急病ということで欠勤です。 このまま退職を考えています。

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