
中編
赤犬殺し
匿名 3日前
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でお寺へ行き、和尚さんと共に赤犬殺しの家へ向かい、その間に祖父は警察へ走った。
母はこっそり曾祖母の後を着いて行った。
母は倉庫の外で隠れて曾祖母の話を聞いた。
これはもう手遅れだ。殺し過ぎた。
犬だけじゃねえ、人間も殺しとる。
誰とは言わんが、ワシの知ってるのも居る。
見てみろ、血も出ない程身体中噛み跡だらけじゃ。
そう簡単には楽にさせてはくれんのだろ、何百匹もの怨念受けちょる。
その言葉に母は覗いた。
噛み跡の周りが真白く血を止めた時のようになっていた。そう、しぃおいちゃんが水死体で発見された時のように・・・
母はそう思った途端、怖くてその場に居れなくなった。
あの優しかったしぃおいちゃんが!
気付くと家に駆け込んで布団にくるまっていた。
その後の話し、曾祖母は姉に御札を持たせた。姉と子供の分を。
それは赤犬と同じ血を持つ者だからだ。
殺された犬は本人を殺した所で満足するとは限らない。
供養を忘れるな。
畜生ほど満足を知らんからな。
母は恐ろしくなった。
今までとは違う曾祖母とあの赤犬殺し。
そして、しぃおいちゃん
それからは大人しくなったと母は言っていました。(そうは思えないが)
その後、赤犬殺しの姉はどうなったのか分からないと言う。
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