
中編
蛇さんの祟り
けいすけ 3日前
chat_bubble 3
37,383 views
れました。
次の日に母と祖父と一緒に蛇さんのお墓を作りました。
「これは青大将じゃないか。何と言うことを…。」
祖父と母は絶句していました。
直ぐに祖父は日本酒を買いに行き、友達のお祖母さんに訳を話して御供えをさせてもらいました。
兄達はその日のうちに元気になりました。
「蛇はね半殺しにはしてはいけないし、無闇な殺生はしてはいけないの。半殺しにすると、相手の顔を覚えていて仕返しをするのよ。大切にしたり助けたりすれば良いことがあったりね。」
…と、祖母は曾祖父からいい聞かせられたと教えてくれました。
生き物の命の尊さと神仏の怖さと優しさを学んだ小さな頃の体験でした。
後日談:
- 長々とすみません。 読んで下さり有り難うございます。 一寸の虫にも五分の魂と言うことわざがあります。 曾祖父は中々素晴らしいことを祖母に伝えておいてくれたようで、祖母は私に沢山の大切な事を教えてくれます。 先人達は素晴らしいことを教えてくれます。 本来なら兄達は命を落としてしまっても仕方のない事を仕出かしたのかも知れませんが、蛇さんは優しい方だったので見逃してくれたのかも知れませんが、そんな優しい蛇さんだからこそ未だに辛いです。 蛇さんの亡骸を埋めた場所を通るときは手を合わせています。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(3件)
- 俺も子供の頃、目だけ赤い蛇見たんだよなぁ。何故か誰も信じなかったけどw鴉
- そういえば、三木大雲和尚も怪談で蛇神様の話をしてたな。闇子
- 神様の御遣いの巳神を殺生すると 七代祟る、といわれるくらい恐ろしいです 怖い思いをされましたね でも、その後お家の方が手厚く供養されているのですから 大丈夫ですね 何事もなく平穏に過ぎることを願いますさら