
中編
鈴が森刑場跡
チコ 2023年5月4日
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1.2023年2月19日(日)に見た夢
昭和の時代、大森辺りの工場街で小さな繊維工場を営み韓国国旗などを作っていた婦人がいた。実は彼女はKCIA【韓国中央情報部)のスパイだった。私もどこかの秘密戦士で、その婦人を仲間に引きこみ活動していたが、次第に追い詰められ、薬物を使って心中した。死に切れなかった私は錐で自分の心臓を刺した。
2.前世の記憶?
上記1.の夢は前世の記憶である可能性も考えられる。そうだとすると前世の私は北朝鮮の工作員だったようだ。
命懸けの任務内容は全く思い出せない。多分、21世紀の現代では一笑に付されるような任務だったのだろう。
首領様を英雄と崇め、偽りの正義を信じて戦い、落命したのは自業自得だが、敵方スパイとはいえ他人を道連れにした罪は重い。
その罪業が今生に悪影響を与えている可能性も考えられた。
3.大森巡礼
2月25日(土)、前世の罪障消滅を狙い、大森を巡礼した。大森あたりに中小の工場が密集していたのは数十年昔で、21世紀の現代ではマンションなどに建て替わっており、往時の痕跡は見当たらなかった。
神社仏閣を見つけると罪障消滅を祈願した。京浜急行「大森海岸」駅を過ぎたあたりで、「鈴が森刑場跡」と書かれた標識と遭遇、
気味が悪くなったので引き返した。
4.霊障?
鈴が森刑場跡の刑死者の霊に憑リつかれたのか、翌週から発熱・悪寒・倦怠感・頭痛と4拍子が揃い、コロナワクチン副反応とソックリな症状に苦しんだ。在宅勤務でも会社を数日休まざるを得なかった。
四谷怪談で有名なお岩様の墓を3月11日に参拝すると、発熱・悪寒・倦怠感は消失した。しかし頭痛はしぶとく残った。
伝統宗教の法力は大したもので、お岩様ゆかりの寺院で祈祷を受けると、頭痛はかなり軽快したが、根治には至らなかった。
5.除霊
近所の真言宗寺院が毎月28日に開催している護摩焚き法要に4月28日に参列した。
頭痛は一層軽快したが、翌日は眠くて寝てばかりいた。不動明王真言を記した紙片を枕の下に仕込んだためかもしれない。
その晩、悪夢を見た。
玄関で物音がするので起床して丸腰で様子を見に行った。
濃紺作業服を着込んだ中年男が引きちぎった鉄製ドアを持って立っていた。
どこかで見たような色黒馬面で、黒い髪を整髪料でカッチリ固めている。
「貴様は誰だ」と私は怒鳴った。
中年男は後ずさった。集合住宅なので玄関の外は共用廊下だ。
更に怒鳴って前進すると
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