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長編

スナックの常連

タヌキ 16時間前
怖い 480
怖くない 419
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だったので格好はわからないがトイレの中で見ました、と言いました。マスターは、そうか、と言うとその幽霊について話してくれました。 どうやら常連だったらしく、亡くなった後からスナックで目撃されるようになり、マスターも最初は死んでもうちに飲みにきてくれたかと嬉しかったそうです。ですがやはり幽霊、亡くなっている以上成仏しなくてはダメだと思いよく目撃される電話が置いてあるスペースへ盛り塩をし、叱ったそうです。それ以来目撃されなくなったそうです。ですが、その電話があるスペースは私の座っているすぐ後ろでした。私は段々と怖くなってきましたがマスター、Mさん、ママと楽しく話しお酒を飲んでいるうちに恐怖も薄れ、すっかり幽霊のことなど忘れた頃にまた、尿意に襲われました。上機嫌でトイレに向かいドアノブに手をかけ回した瞬間、思い出しました。このドアの向こうには奴がいるということを。 ですが体を止めることも出来ずにトイレを開けてしまった私は固まりました。先程は一瞬で消えたあいつが今度は少しだけ長く、残りゆっくりと消えました。声に出せるほど長くはない時間がスローモーションのようにゆっくりと流れ、あいつの存在を十二分に確信させました。怖くなりすぐにドアを閉め、席に戻りました。酔いは一気に冷め、Mさんと一緒に歌うはずの曲が流れても私は恐怖で身動き出来ずにいました。マスターもママもすぐに私の異変に気付き心配してくれました。Mさんはご機嫌でコプクロの蕾を歌ってしました。この酔っ払いめ。私はマスターとママにまた出たので怖いから帰ると伝えMさんには気持ち悪くなったので帰ると伝え家に帰りました。 スナックから家まで徒歩で15分ほどでしたが日付を跨いだ夜道は、そこそこ大きな都市のためそれなりに明るく恐怖は感じませんでした。 タバコを吸いながら先程の事を考えていました。3回目までは良かったんです。4回目、最後にトイレを開けた時、あいつはそれまで向こうを向いてトイレの真ん中くらいにいたのに、最後の時はドアのすぐ側に立ち、こちらを向いていました。 目が合ったはずです。 よく幽霊は自分の存在を認めてほしい、気付いてほしい、というような事をネットで見ていた私はあいつが私が気付いたことに気付き、トイレの中でこちらを見て待ち構えていたんだと思いました。 家に帰るとあれは飲み過ぎて見た幻覚と思い込み洗面所に行き顔を洗いました。 顔を上げると、鏡に映ったわたしの背後に一瞬あい

後日談:

  • スナックの名前が知りたい方はコメント下さればお教えします。

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  • スナックの名前は控えさせて下さい。 もう潰れてしまっています。 八王子駅の北口にありました。有名な系列のホテルになっていました。
    すGoogle
  • スナックはなんていうお名前ですか?
    山じい
  • スナックはどちらにありましたか?
    tom
  • 自宅から居なくなって幽霊さんはスナックに戻ったのでしょうか?幽霊さんも寂しかったんですね。同様な経験があります!
    匿名
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