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長編

霊会話教室

匿名 3日前
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の髪が散らばっているのだということにも気がつきました。 私は全身鳥肌が立ち、あまりの恐怖に、階段を駆け上がり5階の英会話教室に駆け込みました。 教室に飛び込むと、そこには前のクラスの年下の子供達が普段通り、英語の歌を歌いながら授業をしており、心臓はバクバクしていましたが、とても安堵したのを覚えています。 まだ自分の授業までは少し時間があったので、教室の端の方で待っているのですが、その時に考えることは、どうしても先ほど見てしまった女の生首のこと… 半べそをかきながら、考えること数分…少し落ち着きを取り戻した頃、ある悩みが発生しました。 というのも、「このことを先生に報告するか?」ということです。 小学生の高学年になって「お化けを見た!」という恥ずかしさや「信じてもらえるのか?」ということもありましたが、何より悩んでいたことは この出来事を先生に報告するという行為が、自分の中で「ここのビルは生首が出る場所」ということを認めてしまう気がしたからです。 当然、英会話教室は毎週あるので、これからも通わなければなりませんし、何よりここは5階です。 帰る際は、必ずさっきのバレー教室の前を通らないと帰れません。 この生首のことを認めてしまったら、これからずっとあの女の恐怖が毎週やってくる…そんな気がしたのです。 しばらくそんな考えを巡らせていた中、結構に至りました。 それは「あれは生首ではなく、気のせいだった」と思い込むことです。 自己暗示のように、「今日は雨が降っていて、いつにも増して周りが暗かったこと」や「湿気が凄くて気持ちが悪かったこと」、「普段から暗くて不気味だったこと」など、さまざまな言い訳をつけて、ようやくあれは生首ではなかったんだと自己完結ができたころ、突然扉が大きな音をたてました。 そこからは同じ授業を受ける同級生の女の子が、泣きながら教室に飛び込んできたのです。 さすが生徒が泣いていることから、先生も前のクラスの授業の手を止め、その女の子に「どうしたの?」と優しく声をかけ事情を聞いていると…泣いている女の子がこのように語り出しました。 「生首を見た」と 私は再び全身に鳥肌が立ち、あの出来事が現実だったことを思い知らされます。 その後先生は詳細に「どこで?」「どんなのを見た?」と聞いています。 すると生徒は「1階で男の…落武者の生首を見た」というのです。 私が見たのは4階で

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