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長編

メアリー・ベル事件

匿名 3時間前
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ラミがわいていた。母親は若さを失うにつれ精神病に悩まされて自殺を繰り返し、鬱状態に陥ってはメアリーにあたった。 やがて金のため母親はSM専門の売春婦となったが、彼女はメアリーをベッドに押さえつけ、客に幼い娘の口を使って射精させた。メアリーがどうしても歯を食いしばって拒んだときは、喉を絞めて口を開けさせたという。この性的虐待は4歳から8歳まで続いた。 メアリーは夜尿癖、抑鬱、悪夢、家出等の兆候を見せはじめた。友達はひとりもなく、メアリーは弟に「金を払って、遊んでもらっていた」という。その金は、行きずりの男に体をさわらせ、口止め料としてせしめたものだった。 メアリーが9歳になったとき、初めての友達ができる。それが、隣に引っ越してきたノーマだった。 なおこの2人はマーティン殺しの半月前にも、3歳の子供を突き飛ばして頭から出血させている他に、6歳の女児ふたりの首を絞めている。 逮捕後、メアリーは女性警官に、「ママはあたしを嫌ってる」と言った。警官が「そんなことないわ、あなたを愛してるわよ」と答えると、メアリーは弱々しく首を振って、「じゃあどうして、ママはあたしを置いて出ていくの」と呟いた。 メアリーが拘置所で夜尿と不眠と夜驚症にさいなまれている間にも裁判はすすみ、予想通りメアリーは有罪、ノーマは無罪になった。 ― 出所後、メアリーはどうなったのか ― それから12年間、メアリーは少年院と一般刑務所で過ごすこととなる。1977年には刑務所を仲間と脱走したが、3日で捕まって連れ戻されている。 メアリーの母は殺人を犯した娘の面会に訪れて、メアリーの下着姿の写真を撮った。そしてそれをタブロイド紙に売りつけた。 メアリーは23歳で出所し、政府は彼女に対して報道規制をかけたが、母親がすべてをばらして金儲けをしていたため、メアリーが平穏な生活を送れたことはなかった。1995年に母親がアルコール依存症で死亡したときは、メアリーもほっとしたことだろう。 メアリーは1984年に女児を出産し、40歳のとき、事件の一部始終を告白した本を出版した。 メアリーは自分の過去について一人娘には一切隠していたが、この出版を機に、すべてを娘に話した。娘は母の過去を受け入れ許したが、マスコミはそうはいかず、本で多額の報酬を受け取っていることからも、社会から激しい非難を浴びた。

後日談:

  • 出典: 子供による殺人

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  • 心が痛いです。
    ママちゃん
  • 悲しい話
    びびり
  • この事件、テレビでも特集があったけれど、なんでメアリーの母親は何の罰も受けないのだろうね? 今も、世界中で幼児虐待が行われて居るにも関わらず、親が逮捕されるケースは極々一部だと言う。 少子化がどうとかの以前の問題だと思う。
    miwa
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