
長編
苦狂日記 叫びの詩
匿名 5日前
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ハサミか何かで切り取られていて、次の次のページに書かれている日記の内容が見える状態なのだ…
切り取られた10月5日の裏側が気になり、次のページに書かれている日記を見てみた。
すると…10月9日 (日)の日付の部分だけが切り取られなくなっていた…
これはどういう事なのか…
何故切り取ったのか…
少なくとも10月9日の日記を書いた後に切り取った事になる…
わざわざ10月9日の日付の部分を、どうにかする為に切り取った訳ではないだろう…
という事は10月5日の内容の部分をどうにかしたくて切り取ったのだろうか…
しばらく考えていると、ある事を思い出した。
それは親子の遺体が発見された時に枕元にあった遺書の事だ。
確か村瀬はこう言っていた。
遺書と思われる物はノートか何かの切れ端で、『疲れました、夏美を楽にしてあげたい、私も楽になりたい』と一行だけ書いてあり、裏には日付が記してあったと…
この遺書は10月5日の日記の内容と、次のページに記してあった10月9日の日付ではなかったのではないだろうか…
もしそうなら、遺書に使う為に切り取った事になる…
多分切り取ったのは陽子以外の人物だろう…
もし陽子が遺書に使うなら、自分で新しく書いた方が手っ取り早いし、他の者が遺書のように見せる為に使ったのなら、筆跡も陽子のものなのだから、もし筆跡鑑定されても怪しまれる事もない…
という事はやはり陽子は自殺ではないような気がする…
私はそのまま日記を読み進めた…
―井上陽子の日記―
平成23年10月8日 (土)
もう動けません
日記を書くのも辛くなってきました
このまま私達は死ぬのでしょうか?
助けてください
夏美の笑い声が聞こえます
何がそんなに可笑しいのでしょうか?
平成23年10月10日 (月)
夏美、こんなお母さんを許してください
何もしてあげられないお母さんでした
私が死んでも夏美は助かってほしい。
平成23年10月11日 (火)
夏美の笑い声が聞こえます
何か食べているのでしょうか?
もう体が動きません
心配です
平成23年10月12日 (水)
今日も夏美は笑っています
何がそんなに楽しいのか解りません
笑い声が四方八方から聞こえます
夏美が沢山いるように感じます
平成23年10月14日 (金)
最後の水を飲みました
もう部屋には食べる物も、飲める物
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(33件)
- 読んで宗教の恐ろしさと残忍さを再認識しましたが、怖くはなかったよ。まりりん
- 読者の期待を裏切る作品かな。と。 歯痒さ、もどかしい気持ちが残り スッキリしない。ママちゃん
- いやー、見事に創○だったな 脚本家でも目指してるのか?とー
- とりあえず病気について色々調べたんだなって感じアマランサス
- 複線の回収がないなんて!!!!!!!!!キャン
- 胸糞悪いうんこりん
- 詳しい病気の説明が無駄に長い。 最後まで読んだが、書く必要が無い。 そして、普通ならあり得ないくらい長く 引っ張る割には、オチが無く「読んで損した感」が半端ない。 残念です。カケル
- 薬の説明 少しで良かった 日記が怖かった 最後 捕まらないのが残念まい
- 句読点が無茶苦茶なだけでこんなに苦痛とは驚きました。 電話の内容は。 とか。あ
- これで終わりなの? てか、これホラーじゃなくてサスペンスじゃん。 ポルターガイストで無理矢理ホラーに持ってきちゃった感満載、突然出てきた雅治って誰だよ、ドラッグと病気説明が無駄ちぇる