
中編
尾道
匿名 2日前
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大阪勤めのサラリーマン。去年夏。休暇を利用し、父方山口市内、母方周防大島にある先祖の墓参りへ。
普通は新幹線と在来線を利用し行くのだが、冒険心が働き、神戸発フェリーに愛車の125スクーターを乗せて北九州門司まで。門司から下道で山口市内へ向かい、父方先祖の墓参り。そこからまた下道で母方の墓がある周防大島へ。
予約してた大島のゲストハウスへ着いたのは夕方頃。チェックインを済ませ、オーナーとロビーで島の情報や旅話なんかを雑談。
ゲストハウスに自分以外宿泊者がいない雰囲気だったのでオーナーに、今日の宿泊って俺一人なんですかね?と尋ねると、
それがあと一組、少し年配の男旅四人グループが来る予定ですが、松山からの船で島に到着はしたそうですが何かトラブルがあり到着が遅れると連絡いただいてます。と
とりあえず、汗を流したかったので近くの温泉へ行き、食事を外で済まし宿へ戻ると玄関でオーナーとばったり。オーナーが小声で
さっきトラブルで遅れると言ってたグループの一人、到着時行方不明で探してたら、港のテトラポットに頭突っ込んで倒れてる状態で見つかったって。
多分到着時、テトラポットでおしっこしてる最中、心筋梗塞かなんかで倒れはったんかなという話
残念ながらお亡くなりになられたとの事
オーナーさん、そのグループからのご依頼で、夜中に亡くなられたご家族さんも来るけど受け入れて欲しいとお願いを受け、いそいそと準備に戻られた
俺はと言うと、素泊まりで別室10名もの広さのドミトリールームを一人で使い、部屋で途中コンビニで調達したおつまみをチューハイで流し、快適に眠りについた。
翌日ロビーにいる、そのグループとご家族さんに気まずさを感じつつ会釈し、オーナーさんにお礼を言い宿を出た。
この日の予定は、広島へ向い市内でお好み焼きを食べ、山ルートを使い津山まで。津山市内スーパー銭湯へ行きそこで閉店時間まで休養をとり夜走で大阪へ帰ると予定を立てていた
前の日の快眠で調子良く広島まで快走。お好み焼きを食べ広島を抜け山沿いを走っていると徐々に肩が重くなる感覚を感じる様になって、遂にこれ以上走れないという状態にまでなってきた。
計画のプランはもう無理かなと判断し、近くの泊まれる宿を検索すると4〜50キロ走ったところに泊まれる宿を見つけ予約が取れたので、とりあえずそこを目指す事に。
何度も途中休憩しながら、日が落ちる頃ようやく宿がある街に入ると、何故か肩の重さが
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