真夜中のこと。
突然ピンポーン、インターホンが鳴り、扉をドンドンドンドンと叩く音で目が覚めた。
「誰だよこんな時間に」
とりあえず玄関から覗き穴から外を確認すると血だらけの女性がスゴい形相で扉を叩いているのだ。
思わずのけぞってしまった。
それと同時に扉を叩く音も消えた。
もう一度覗くと女性の姿はもう無かった。
怖くなって、すぐにベットで寝ようとしたがあの女が頭に焼き付いてなかなか寝つけない、俺は呪われるのか?どうすればいいんだ!?そんなことを考えているといつの間にか眠っていた。
翌朝ピンポーンまたインターホンが鳴った。
思わず飛び起きてしまった。
またあいつだ!!怖くて玄関に行けなかった。
それにしても家の前が妙に騒がしかった。
窓から覗くと数台のパトカーが止まっている。
「なにかあったのか?」
すると「〇〇さん、警察ですがいらっしゃいますか!?」と声がした。
玄関を開け「どうしたのですか?」と聞くと「いや実は今朝、あなたの家の前を通った人から通報がありまして、あなたの家の扉の前で血だらけの女性が死んでたんですよ」
「えっ!?」