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ハンカチ落とし
長編

ハンカチ落とし

匿名 2013年10月15日
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んでいた部屋の二つ隣に住んでいるのです。 せっかく気にならなくなってきていたというのに、あんな事があったのでは気にせずにはいられません。 「・・・・いや、むしろ暗くなる前に帰った方がいいんじゃ」 幸いAさんの家はお母さんは働いていないのでほとんどの場合この時間は家にいるはずです。 すぐにAさんは全速力で通学路を走っていきました。 いつもよりも10分近く早くマンションまで着くと、急いでエレベーターに乗り自宅のある部屋の階のボタンを押しました。 ほどなくして目的の階へと着きエレベーターのドアが開くと、ひと呼吸してから顔だけ出して外の様子を確認しました。 (・・・・大丈夫、何も問題ない) 安全を確認し終えるとダッシュで自宅前まで駆け寄りました。 いちいち呼び鈴を鳴らして開けてもらうのを待ってられないので、持っていた家の鍵を鍵穴に差込み勢いよく回しました。 ガチャッ ドアを開ける音が聞こえました。 まだ鍵を開けただけなのに。 音は左耳の方から聞こえてきました。 急いで玄関を開けて家の中に逃げ込みました。 リビングでテレビを見ていたお母さんは、急に飛び込んできたAさんの様子にビックリして「どうしたの!」と目を丸くしていました。 Aさんの部屋の隣に住んでいた人はあの事件の後すぐ引越してしまいました。 その隣にはBさんの住んでいた部屋があり、その部屋が一番端の部屋となっています。 つまり音が聞こえてきた方の部屋には今誰も住んでいないはずなのです。 この時Aさんの中に、あのハンカチがBさんのものであったんだという確信が生まれました。   その日の夜、Aさんは中々寝付く事が出来ませんでした。 あんな事があったのですからあたり前かもしれませんが、自分の部屋で電気も消さずに布団の中でずっと眠れずにいました。 (大丈夫・・・ハンカチが届いたのは私じゃない・・・だからまだ・・・大丈夫なはず・・・・・) 何度も繰り返しているうちに次第に落ち着きを取り戻してきたAさんは、喉が渇いたので水を飲みに台所に向かいました。 時計をチラッと見ると、気づけばすでに時刻は深夜2時を回っていました。 台所に着きコップ半分程の水道水を飲み干して部屋に戻ろうと廊下に出た、その時でした。 ガン 「ひぃっ!」 突然玄関の向こう側から何かを叩いたような音が聞こえてきたのです。 恐怖のあまりAさんはその場に座り込んでガタガタと体を震わせました。 息を殺してじっとしている

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  • そもそも運動神経がわるいんだったら走り込みをすればいいじゃんか
    あいふ
  • そもそも運動神経がわるいんだったら走り込みをすればいいじゃんか
    あいふ
  • Bさんのメンタルが弱すぎる
  • まあまあ良かった。 おもろかったよ。 こういう長文の方が読み応えあって良き
    名無し
  • Aさんは何処い・・・・
    墓場
  • みんなが行方不明になっているのにAさん目線はどうなっているの
    名無し
  • Bさん流石にちょっとやり過ぎかなぁと思った。 ハンカチ落としを素直に断らない所やAさんが助けてくれると勝手に思っちゃってる所とかなんか嫌。
    大学芋
  • 死んだもん勝ちだね。
  • クッソこええ 夜中トイレいけなくなったぞ! どうしてくれるんだ!!
    伝説のサバイバー
  • いじめる方も難あるけどね
    愁水@凛
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