
長編
凸凹さん
jamtec 2016年3月9日
chat_bubble 38
84,639 views
あれから一週間が経ち、俺は学校に顔を出した。
死んだ3人は行方不明者として警察に捜索され始めたが、皆目 見つからないらしい。
俺は何度も警察から事情聴取をされたが、いくら本当のことを話したところで信じてはくれなかった。
挙げ句の果てに、俺がA・B・Cの3人に何かをやったんじゃないか?という見方まで出てくる始末。
でも、仕方のないことなのだろう。
なんせ俺が警察に話した屋敷は、俺が示した場所には存在しないのだから。
あるのは、ほとんど整備されてない墓地だけだったのだという。
学校の奴らも、俺を心配してくれる人間の方が少ない。
AとBとCが行方不明になってる中で、1人だけ帰ってきていることに不信感を抱いているのだろう。
無理のないことなのかもしれない。
そんな中で1人だけ、俺に声を掛けてくれた物好きな奴がいた。
そいつを仮にD(♂)としよう。
Dは噂好きで、『凸凹さん』の噂にも詳しいらしい。
D「なぁなぁお前、凸凹さんの屋敷に入ったって本当かよ!?」
俺「お前、知ってんのかよ?」
D「学校で噂になってんだよ」
もうかよ、って思った。
D「もし良かったら お前の体験したことを、俺に聞かせてくれないか!?」
俺はあまり この一件を他言する気はなかった。
どうしても、殺された3人の顔を思い出してしまうからだ。
俺の好きだったAは、助けることができずに撲殺された。
最初に解体されたBは、肉片を生花のように飾られていた。
脱出する一歩手前で捕まったCも、俺の目の前で斬殺された。
俺「俺はこう見えても、結構 傷ついてんだよ。噂好きも大概にしとけよ」
俺は席を立った。
D「怒んないでくれよ!実はさ、俺も その話に興味があって、色々 調べたことがあったんだよ!お前は知りたくないのか!?この一件のことを!」
Dは興味本位かもしれないが、話し掛けてはくれている。
もしかしたら、俺の知らない情報を教えに来てくれたのかもしれない。
と 俺は思い、少し考え直した。
何故なら、俺は やはり気になっていたからだ。
あの老人達、ヤツらは一体 何者なのか?
何故 A達は、殺されなければならなかったのか。
この一件の真相を知ること、
真実を知ること、
それがアイツら3人への、せめてもの供養なんじゃないかと俺は思った。
俺は席に戻る。
後日談:
- 14
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(38件)
- 文章が稚拙すぎてあ
- 凸凹さんの姿が想像できて結構トラウマ!だけどデコルー!ボコルー!が結構むかつくwwさき
- 映画にしてくださいレビューマン
- 実話か??環七
- 初めてこれ読んだ時本当に胸糞悪くなりました。これのどこが怖い話なんだろってデコルーのあたりで寝る前に読んでいるのですが舌打ちしました。なぜか時々読みたくなるんだけどやはり腹立つ笑笑misery
- 話としては面白いですが、わたしは怖いとは思いませんでした。溶けるかまぼこ
- 悪くない話し 映画にありそうだし面白い感じするまゆ
- ラノベ文章で全然面白くも怖くもなかったよん
- お話なんだろうけど なんか2ちゃんぽい( °_° ) 文才の賜物って感じイリミナ
- ぬしのぼやきみたいなのと、ツッコミがいらないかな。。まさ