
長編
凸凹さん
jamtec 2016年3月9日
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このままじゃ、脚が持っていかれる!
そう感じた俺は間一髪の所で地上に飛び出し、自分の脚を引っ込めた。
そう、登りきった先は地上だったのだ。
そして自分が飛び出した通路の前に、大きな石が倒れていた。
たぶん、上から抑えていた物だ。
俺「クッッッソーーーーーー!!!!!」
かなり重い。でも火事場の馬鹿力だったのだろう。
俺は爺が来る前に、倒れた重石を再び起き上がらせるようにして穴を塞いだ。
俺「ヤッタ!ヤッタぞ!!!」
だが 次の瞬間、その重石の文字を見て俺は腰を抜かした。
俺「えっ!?」
墓石だった。
その石には【 凸凹丸家之墓 】と刻まれていた。
ヤツらは追って来なかった。
辺りを見渡してみる。
そこは 只の、だだっ広い丘だった。
俺達が入った屋敷など存在しない。
あるのは屋上に見えた無数の四角い石のように――、墓石が並んであるだけだった。
ある墓には枯れた花が積まれており――、
ある墓には燃え残った線香が置かれており――、
ある墓には大量に水の撒かれた跡があった。
混乱はしていなかった。
ただ茫然としていた。
俺の頭は考えることを放棄していた。
冷たい風が耳をかすめる。
服のどこかにしまったらしい、あの時 拾った用紙が落ちた。
俺「これ、あの時の…」
そうか、なるほど…。
これは『紙の部屋』の前に張り付けられた文字と一緒だったのか。
それは誰にでも作れそうな、至極 簡単な文書だった。
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ケイヤクショ
ココノサンチデ、ボチヲツクル
○○シヤクショ
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後日談:
- 14
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(38件)
- 文章が稚拙すぎてあ
- 凸凹さんの姿が想像できて結構トラウマ!だけどデコルー!ボコルー!が結構むかつくwwさき
- 映画にしてくださいレビューマン
- 実話か??環七
- 初めてこれ読んだ時本当に胸糞悪くなりました。これのどこが怖い話なんだろってデコルーのあたりで寝る前に読んでいるのですが舌打ちしました。なぜか時々読みたくなるんだけどやはり腹立つ笑笑misery
- 話としては面白いですが、わたしは怖いとは思いませんでした。溶けるかまぼこ
- 悪くない話し 映画にありそうだし面白い感じするまゆ
- ラノベ文章で全然面白くも怖くもなかったよん
- お話なんだろうけど なんか2ちゃんぽい( °_° ) 文才の賜物って感じイリミナ
- ぬしのぼやきみたいなのと、ツッコミがいらないかな。。まさ