私が中2の時の話です。

学校の授業が終わり仲のいい友人2人と帰宅しました。

学校から500mほど離れたところ(公園)で友人たちと別れます。

私の家近くには神社があるのですがその近くまで来た時です。

タタタ…タタ…タタタ…

私の背後、数m後ろから複数の足音が微かに聞こえその足音がだんだん私のほうに近づいて来ます。

複数なのに話し声一つなかったのを今も憶えています。

そして私が神社を通り過ぎようとした時

ササザ…ザザザ…ザザ…

後ろから芝生を駈けていく音が聞こえたのです。

私は何気になく振り返りました。

すると3人の男らしき者たちが神社の奥にある林へと消えていく姿がありました。

なんや?あいつらは?

その時私は好奇心を持ち今林へ消えていった3人を尾行してみることにしたのです。

林に侵入した私は木に隠れながら足音を立てず直進で進みます。

10分ほど経ちますが3人の姿は見えてきません。

途中で行き先を変えたのだろうか?

この林は思ったより広く少しでもはぐれると戻るのに時間がかかります。

私が小学生の低学年の頃、友達とよく探検ごっこなどをして遊んでいたので入るのはそれ以来になります。

さらに5分ほど進んだ時です。

私の前方15mぐらい先から煙りのようなものがモヤモヤと漂っているのが見えます。

そこへ近づくと何か焦げ臭い匂いがしてきます。

さらに接近したその時

オエェェェェッ!

焦げ臭い匂いから突然激臭に変わったのです。

私は思わずその場で嘔吐してしまいました。

これ以上は行けない…

そう思い引き返そうとしたその時!

ウラァーッ!!

近くにいた3人に見つかってしまい、そのうちの2人が私に接近してきます。
(1人は手に何か持っていた)

殺される!殺される!殺される!殺される!殺される!…

恐怖のあまり体が硬直して動けません。

2人はどんどん私に近づいてきます。

私は渾身の力を込めてガチガチになった体を溶くように来た道を全力で走り出しました。

後ろから2人が追って来たその瞬間!

ブンッ!

私の頭の右側を鎌が数cmスレスレで飛んできたのです。
   

私は振り返らずにただひたすら走りました。

林を抜け神社の入口まで来た時振り返ると2人が追ってくる様子はありませんでしたが…

あの3人がどこからやって来たのかは分かりませんが、あの出来事以来、林へ行くことは一

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コメント(2)

尾行するなんて、子供らしいwww

その激臭ってなんの臭いなんでしょう?

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