この話は正月にちょうど親戚が集まったときに聞いた話です。
俺の父方のほうの親戚のおじさんが若かったころの話です。
そのおじさんは若い頃、父によると結構遊び人でよく夜の街を綺麗なホステスさんと歩いてたそうです。
そんなとき、あけみさんというホステスさんと仲良くなったそうで出会ったその日から毎晩、一緒に遊んでホテルで1泊したりする仲だったそうです。
そして知り合ってから初めての日曜日に酔っ払った勢いであけみさんの家にお邪魔したそうです。その時、あけみさんはとても嫌がっていたのですが、そのおじさんは上手く口説いて、家に泊めてもらうことに成功しました。
それから1ヶ月が経つ頃にはあけみさんとは音信不通になり、完全に疎遠になってたんですが、急にあけみさんから連絡があり、急遽お金が必要になったから貸してほしいと連絡が来たんです。おじさんはこれを機にまた、あけみさんと遊ぼうと思い快く了解し、お金を貸すため会う日時など決めたそうです。
数日後、ちょうど会う日の1日前におじさんの家に警察の方が来たそうです。
「なんの用でしょうか?」
おじさんはそう警察官に聞くと警察官は1枚の写真をみせました。その写真はあけみさんでした。
「あなたはこの女性をご存知ですね?我々はこの女性を探しています。」
「え?知ってますが…あけみさんがどうかしたんですか?」
警察があけみさんを探していると聞いて少し不安になり、そう聞くと
「あ?ええ…実はこの女性はお金を借りていた男性を殺害した容疑者でして、現在逃亡中なんですよ。彼女のプライベートを調べたらあなたは1ヶ月前に彼女の家に行きましたよね?」
「え、そうですけど…」
「実はちょうどその前の日に男性を殺害してまして、男性の遺体を押し入れに隠していたんですよ。」
そのとき、おじさんは恐怖に襲われたと言ってます。実際、聞いた俺も怖かったですね。
ちなみに警察によると、押し入れの遺体を合わせて3人も殺していて、その3人全員からお金を借りていたそうです。もし、おじさんが次の日に会っていたら…どうなっていたんでしょうね。

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コメント(1)

人間が一番怖いですね

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