数日前の夜の事です。
風呂に浸かりながら、そろそろ出るかな~なんて思っていた時
『トンッ』
と、脱衣場と風呂場を仕切る磨りガラスに猫ぐらいの大きさの者がもたれ掛かってきました。
家には猫が五匹いて、二階にトラと三毛と白猫。今いる風呂場のある一階にアメショーとクリーム色の長毛を、喧嘩をするので別々に分けて飼っています。
脱衣場にある洗面台に一階組の猫が水を飲みにきたり、風呂場に入れて‼️と来ることは普通にあるのですが、おや?と思ったのがガラスごしに見えるシルエットの毛の色でした。
ガラスにもたれ掛かっている猫らしき者の毛の色が、ロシアンブルーのような暗いグレーなのです。
磨りガラスごしだし、ちょっと違和感あるけどこの色はアメショーかな?と扉を開けてやるも何も居ません。
あれ??と思い、次に気づいたのが、脱衣場とキッチンを仕切るアコーディオンカーテンがキッチリと閉まっている事です。
このアコーディオンカーテンは、プラスチックの板数枚で出来ていて、ちょっと強力なマグネットで固定されるタイプの物。
普段猫が開けるにはそれはもう相当格闘して無理矢理に隙間をこじ開けて入って来るので、その音に気付かないことは考えにくいし、ましてや猫がカーテンを閉めて出ていく事なんてまずあり得ません。
体を拭きながら、なんだったんだろう?と考えていると、カーテンごしのキッチンから食器の擦れるような音に人の気配が。
『嫁さーん?今さぁ』
と、声をかけるも返事はなし。
カーテンを開けてキッチンに出るも誰も居ません。
一階リビングの猫二匹はそれぞれのベッドで丸くなって眠っていました。
なんだったんだ…?気のせいか?と二階に行くと、嫁さんと娘がテレビを見ていたので、今起きた事を報告すると、二人はいきなり爆笑。
嫁<それ、娘ちゃんやてwさっき一階に歯を磨きに行って戻ってきたのw
俺<はぁ?娘ちゃん脱衣場に来てないし‼️じゃあ猫みたいのは何なの?
嫁<だから娘ちゃんが歯ブラシ取りに行ったの見間違えただけやろ?
俺<イヤイヤ、猫ぐらいの大きさやぞ?見間違えんやろ。じゃあキッチンの気配は?
嫁<娘ちゃんに決まってるやろw
俺<イヤイヤ、娘ちゃん一階に居なかったし、歯ブラシ取りに来たのも戻しに来たのも俺見てないし‼️
嫁<娘ちゃんと本当にすぐ入れ違いであんたが来たんやでそんなはずないやろ‼️
まるで話が噛み合わず、嫁さ
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コメント(1)
何気ない日常に不思議がいっぱい! 受けとる人、受け取らない人。私は後者がいいな!知らない方が幸せだと気がついてもすでに遅い!
匿名