私は2年前に、約20年振り位で福島県の実家に戻って来ました。その時に見た不思議な実話です。

私の実家は、10世帯入る位のアパートで3階立てです。1階の駐車場、2.3階が住まいの作りです。そして、ベランダから少し距離を置いて、お隣のアパートの2階の玄関と廊下が見えるのです。そこでみました。

地元での再就職をして、2.3ヶ月した暑い時期で、ベランダは網戸だけにしていました。
母は旅館の仕事をしており帰宅時間も、遅い日がありました。
この日は一人で、夕飯を食べていました。

すると、ベランダのほうから何か音がしました。お向かいのアパートからだったので、特に気にしてませんでした。
ただ、それが毎日のように音が聞こえたのです。特に母が遅くて居ない日にばかり。

ある日、私は意を決してベランダから覗いてみる事にしました。
何かが居ました。でも、人と認知出来ないのです。その物は、2階のある部屋の玄関を右往左往してました。そして、母が帰って来たと同時に消えたのでした。

母にこの話をしたところ、
「それは、孤独死したお兄ちゃんじゃないかい?30前後の。5.6年前に3ヶ月位放置されて、見つかったから、当時は臭いが家まで届いて大変だったよ。清掃業者がもっと大変だったと思うけど。」
と、フツーに答えてました。ビックリです。

そして、その日の深夜にやはり音がしたので、覗いてみると、背丈175前後で、全体が黒い霧のような、もやのような感じでしたが、青い帽子に作業着を着ているような姿が見えました。
何かを探している様でしたが、誰かが廊下を歩いて来るのに気付き消えました。
ただ、全然イヤ感じはしませんでした。

時期がお盆前だったので、何かを取りに戻って来たのでしょうか。

それからもたまーに、お見受けしておりますが、ある意味私の中では、何かが見つかるまで見守ってあげる事が日課になっています。

この怖い話はどうでしたか?

コメント(2)

コメントありがとうございます。 私は小さい頃から、身近に感じて来ました。 怖いと思ったことは、ほとんどありません。 だからこそ、だと思ってます。また、特に危害を与えている訳ではないようなので。

人によって捉え方が違うんですね。見えているのがたっくんくんさんで良かった((^-^)) 優しくて、いい話ありがとうございます。

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