半年以上続いた風邪は、やはり霊障でした。
400年前の怨霊に霊障から救われた恐怖の実体験です。霊障にはサウナが一番効くと知りました。

1.最低の休日
その年の9月のある日、仕事帰りにA体育館プールで泳いだ私は、帰宅後、携帯電話を体育館に置き忘れたことに気付いた。
翌日は休日だったので、朝からA体育館にいき、携帯電話を無事に回収、せっかく来たのでもう一泳ぎして帰路に就いたが、
電車を乗り換えるはずのA2駅を寝過ごし、一つ先のA3駅で下車した。
一駅といっても大した距離ではないので、A2駅から少し離れたB駅に向けて徒歩で向かったが、なぜか腹痛が発生、
B駅そばの喫茶店で休憩を余儀なくされた。
ようやく帰宅すると、今度は携帯電話を喫茶店に置き忘れたことに気付いた。
自宅とB駅を更にもう一往復して携帯電話を回収、帰宅すると今度はトイレの電球が切れてしまった。
疲労困憊の体を引き摺ってホームセンタ-へ電球を買いにいき、帰宅して電球は取り替えると夕方になっていた。


2.異変
翌朝、風邪を引いてるのに気付いたが、すぐ治るとタカをくくった。
しかし風邪は症状が重くなったり軽くなったりを繰り返し、冬に入っても完治することはなかった。
かかりつけの医師に相談しても首を捻り、抗生物質を処方するばかりであった。
その間、奇怪な出来事がいくつも発生した。
(1)10月下旬
近所で買い物した帰路、目を疑うような光景を見た。
住んでいる集合住宅前に救急車、パトカー、消防車が回転灯を光らせて停車、多数の消防・警察官がひしめいていた。
やがて消防隊員が3階の一室のベランダに到達、窓を破って室内に侵入した。
その後、救急車両はサイレンを鳴らさずに引き上げた。救急隊員が侵入した部屋の住人は助からなかったのだろうか。
この出来事について集合住宅の管理会社、管理人からは何の説明もなく、某有名事故物件サイトにも炎マークの記載はなかった。
私の幻覚なのだろうか。
(2)12月初旬
同僚の送別会を兼ねた職場の忘年会が池袋近辺であり、当時の私には珍しくアルコールを相当量摂取した。
池袋近辺の駅で皆と別れたが、その次の記憶は「次は終点、八王子です。この電車は折り返し八高線下り最終電車となります」
との車掌アナウンスであった。なんと板橋に住んでた私が、全く方角が違う八王子まで漂流し、八高線下り電車でどこかへ行ってたのであった。
私は宇宙人に誘拐されていたのだろ

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コメント(1)

いろいろ複雑でしたけど、面白いですね。

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