これは私の友達のいとこが体験した話です。
小学生低学年の時、夜、眠る時に自分の部屋のブラインドが少し空いていることに気がついたそうです。
閉めに行こうと起き上がると、ブラインドの隙間からこちらを覗いている男の人の目が見えました。
最初は変な人だぐらいにしか思っていなかったのですが、ふと気付きてしまいました。
ここは、アパートの4階、人が上がってこれる高さではないことに。
ビックリしたけど、その人から目を離してしまうと終わりな気がして、目を離すこと
ができなかったそうです。
しばらくは瞬きもせずに見て居たらしいのですが、目の乾きが限界になって一度瞬きをしてしまいました。
すると、覗いて居た人は男ではなく女の人になって居たそうです。
すると、感覚が研ぎ澄まされていき、隠れている表情まで、だんだん見え始めたそうです。
その後も瞬きをするたびに、男に戻ったり女になったり、笑ったり悲しそうな表情をしたり、こちらを憎んでいるような顔をしたりして居たそうです。
これを見て、少なくともこれが人間ではないことに気づきました。
朝になると寝てしまって居て、ブラインドには誰もいなかったそうです。
一体なんだったのかは、誰にもわかりません。 でも、それからしばらく、友達のいとこはこの世のものではないものを見ることができたそうです。

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