※投稿途中です、順次書いていきます
これは友人が体験した話で、以前に上げた『自分じゃない自分』で登場した、S君の体験したものです。
主観的な方が分かりやすいので、S君目線で書いていきます。
今から3年近く前、新しいバイトを探していた俺は、家から自転車で20分ほどのカラオケに、アルバイトの応募をした。
仕事的な待遇や環境面も問題なさそうだし、面接もスムーズに進んだんだけど、最後の最後に店長から意味深なことを言われた。
「S君って、お化けとか大丈夫?」
この店には出るのかなんて想像にはならず、それよりもなんでそんなこと聞くのかが引っ掛かった。
無理なら採用されないと思った俺は
「問題ないです」
と答えたんだけど、そのお陰なのか、無事採用されることになった。
カラオケでバイトの経験があったから、仕事にはすぐ慣れたんだけど、だからこそすぐ変だなってことがあった。
「一番奥のピアノがある部屋はやめてください」
常連さんからの予約の電話や、部屋に案内する時、そんなことを言われることが結構あったことだった。
でも何かあった訳じゃないし、その時もそんなに気には止めなかったんだけど、ある日のバイト入りの前、早めに出勤して制服に着替えて、バックヤードでゆっくりしていると
♪~♪~~♪♪~~
ロッカーの方から音楽が鳴ってることに気がついた。
調べてみると、音楽が鳴っているのは俺のケータイだった。
「あれ?止めたはずなんだけどな、、」
そう思いながら音楽を止め、またケータイをロッカーにしまい、更衣室の椅子に腰かけるとすぐに
♪~~♪♪~♪~~
またどこからか音楽が聞こえ始めた。
まさかと思い、再度ロッカーの中を調べると、俺のケータイからまた音楽が流れていた。
ついさっき止めたはずだし、明らかにおかしいので怖くなった俺は、早めに更衣室から出てバイトに入った。
この怖い話はどうでしたか?
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