これは私が小学生のとき、実際に体験した話です。

実話なのでオチなどは特になく、そんなに怖い話ではありません。



その日は休日だったので、当時買ってもらったばかりの自転車でサイクリングに出かけました。

よく晴れたサイクリング日和。
と言っても行き先は決めておらず、近所を適当に走りました。

近所は山と畑と田んぼ…
つまり田舎です 笑

ポツンと建っている介護施設の裏手。
畑の間のあぜ道に入りました。

さらに奥は小高い山になっています。

山を目前にした時、ここ(一応舗装された道・急斜面)を登って帰らないといけないのか…とやっと気付きました。


引き返そう、そう思って振り返ったとき。

人影が…

自分が通ってきたあぜ道。
遠くに人が立っています。

ゆーらゆら 左右に揺れて、ずーっとゆーらゆら、としています。

子供かなぁ。
それにしては背が高いなぁ。

ゆーらゆら ゆーらゆら


ジーッと目を凝らすと、気づいてしまいました。









その人には首から上が無かったのです。

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