知り合いの看護婦から聞いた話です。

ある日の夕方、女の子と美容師の男が診察所に駆け込んできた。
女の子は首に手を当ててなんだか苦しそうで、診察すると女の子の首に金属みたいなものが食いこんでいた。
一緒だった男に聞いてみると、「よく分からない。パーマの最中に苦しみ出した。女の子の友人がくれたネックレスだと言っていた」とのこと
とりあえず局所麻酔をして軽く切って、ペンチで切って除去した。
現物を見ると、それはかわいらしい短いネックレスだった。

(何でこんなものが?そもそもどうやって??)

不思議に思いつつ、女の子の傷を処置して後片付けに戻ると先生が「このネックレス生きてる?」とか言い出した。
言われてみればなんだかネックレスが長くなっている気がする。
そこで、先生が水で冷やすとさらに長くなり、ポットのお湯を掛けるとミミズのように短くなった。
普通のネックレスじゃなくて、記憶形状合金とか言う金属でできたネックレスだった。


女の子と美容師の男は婚約したばかりで、あのネックレスは二人の友人がくれたものだった。
あの日、女の子は行く予定じゃなかった。
でも、美容師の男に見せたくて遊びに行って、今回のことが発覚したらしい・・・
そのまま家に帰っていたらと思うとゾッとした。

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