怖いと言うより不思議な話です。
曖昧なところは母や父に聞きました。





 これは私が小学校に入学してすぐに起こったことです。

その頃私はまだ一人で寝ることができず母と一緒に寝ていました。
寝るときは基本私が壁側で寝ていました。



 ある日、私は夢の中で目を覚ましました。
起きた場所はいつも寝起きしてる寝室で、もちろん隣には母が居ました。
私はそれが夢だとはわからず「あっ、こんな夜に起きちゃった怖いなぁ」くらいに思っていました。
ふと何かが動いた気配がして壁の方を見るととても大きく真っ黒な蜘蛛がいました。

大きさはぼんやりとした記憶ですがだいたいA4ファイルくらいあったとは思います。

私はその時何故か触ろうと蜘蛛の方に手を伸ばしました。
何で触ろうと思ったのかは全くわかりませんが小さな子特有の好奇心のせいだと思います。
もうすぐで蜘蛛に触ると思った瞬間私の右手はその蜘蛛に噛まれてしまいました。




 その瞬間夢から覚めパニックになった私は母に泣きつき夢の話をしました。
母が起きて手を確認してくれると手が倍以上に膨れ上がり指が全く動かせなくなっていました。
そこからは全く覚えてないのですが、両親の方がパニックになり私を病院に連れて行かれました。

私はその間キョトンとしてるだけで手には痛みもなくそれどころか感覚すらない状態だったらしいです。



 病院に着き検査などをしましたが全く原因が分からずもしかして夢の蜘蛛は夢ではなく現実のものではないのかとも言われましたがもちろん噛まれたような傷跡もありませんでした。

それから精密検査もろもろしたらしいのですが私は検査の合間に寝てしまいました。

そして私が起きた後「白い蜘蛛さんにまた噛まれた!!」と言って手を見せてきたところすっかり治っていたそうです。



 


 あの蜘蛛は何かを暗示してたのでしょうか??
夢って不思議な力があるのかもしれないですね…

ここまで読んでいただきありがとうございます。

この怖い話はどうでしたか?

コメント(4)

白い蜘蛛って神聖なの?

こういう不思議な事ってあるよね。

白い蜘蛛って神聖なの?

大怪我じゃなくてよかったですね

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