小学生の頃だったと思います。子供達が夏休み中、父親は仕事で忙しく休みも無いくらいでペーパードライバーだった母は子供達を何処にも連れて行けないと思ったのか家の(団地の端)横にテントを貼り子供達だけで泊まるというキャンプ体験のようなものをさせてくれていました。
何年か行っていたとは思いますが、恐怖体験をした記憶しかありません。
それが家の横に貼ったテントに泊まった最後の記憶です。
その日は同級生の妹と私の弟の3人でテントに居ました。暗かった記憶はありますが何時だったかは分かりません。
それぞれ、好きな事をしていた時に女の人の笑い声が聞こえてきました。「うふふ……うふふふ……」
明らかに人の声じゃない気がしました。私には霊感はないため、2人の反応を確認してから女の人が笑ってる声が聞こえないか話そうと考えていましたが2人とも聞こえていない様子。気のせいかと思い何も伝えることはありませんでした。
昔の記憶で曖昧ですが、女の人の笑い声が聞こえてすぐに「幽霊ですよ。入ってもいいですか?」と気味の悪い男の人の声が聞こえました。はっきりと、3人とも聞いて3人とも無言になりました。一番年上の私が2人を守らなきゃと思い、数分してから外に出ましたが誰もいません。道路に出て周りを見渡すと暗い中、手を繋いで歩いている親子が居ました。近くには公園もあり街灯がありましたが街灯よりも向こう側にいるのに淡く白くぼゃ~光が包んでいるような感じでした。父親と少女。“ ありえないっ!”と言う気持ちを誤魔化すため散歩かなぁと自分に言い聞かせました。そして、その日は父親が飲みに行っていたため子供達を怖がらせるために言ったのかと家の中にいる母に確認しましたが、まだ帰って来てはいませんでした。2人を怖がらせてはいけないと、その日に飲みに行っていた父が悪ふざけで言っているんだと2人に伝えました。
それから、楽しい時間を壊したくないと思い先程のこと無かったかの事にしようと3人でトランプをしたり声を出して楽しんでいましたが再び女の人の笑い声が聞こえてきました。また、私にしか聞こえていないかと思い黙っていました。2人とも反応が無かったからです。先程とは違い、笑い続けています。ヤバいかもと思いつつ、この時間を壊すのはどうかと思いましたが弟も聞こえていたようです。
女の人の笑い声はテントの周りを回っているように感じました。何故そう思ったかわかりませんが、髪の長い女の人の生首

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