僕が小さかった頃…

おじいちゃんが亡くなった。心臓発作と、脳卒中。

僕は悲しかった。

お葬式に行った。今夜は、式場となったところの客室で、寝た。
僕は、自分が死ぬと仏様が、迎えにきてくれると思っていた。

でも死ぬことが怖かった。
夜寝ていて、トイレに行った。
お父さんのお姉ちゃんがいたから安心した。

布団に戻り、また寝た。そしてまた起きた。
寝る前はしまっていたカーテンが空いていた。
見ると、着物を着たおばちゃんがいた。

朝起きて、おばあちゃんに話した。
「着物を着ている、おばちゃんがいたよー」と。
すると、それじじのあ母さんだよ。
と言われた。
いつも着物を着ていたんだよ。と言っていた。

僕は本当に迎えにきてくれるのだと知った。

いつかきてね!家族のみんな。

了。

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