Sに呼び止められた。
驚いて振り向くと、Sが煙草をくわえたまま目を見開いてコッチを見ている。
何事かワケが分からず動けないでいた自分だが、Sの視線が自分では無く、自分の背後に向けられいる。
と気づいた時、全身に鳥肌が立った。
背筋が凍るように冷たくなったのは、生まれて初めてのコトだった。
すぐにSに向かって走り出したいが、どうにも足が動かない。完全にパニックになっていた。
それを察してかは知らないが、突然Sが「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!」と馬鹿デカい雄叫びを上げ、
もと来た道へ走りだした。
その大声に助けられ、自分も我に帰って全力で駆け出した。
林道がやけに長く感じ、絶望的な恐怖感があったが、
『後ろを振り返ってはいけない』って、まさに今のこういう状況のコトを言うのだろうな。
という考えが、頭をよぎったのを覚えている。

ようやく林道を抜け一般道に飛び出し、凄い勢いで車に乗り込んだ。

車に乗り込むと、ただならぬ様子を察知した先輩が聞いてきた。

先輩「どうしたんなお前ら!?何があった!!」
自分はガタガタ震えが止まらず、まともに答えるコトができない。
「とにかく早く車出してください…お願いします…すんません…お願いします…」
その場所から離れたい一心で、それしか言えなかった。
怯え方が尋常ではなかったので、先輩もからかったりせず車を急発信させた。
しばらく無言のドライブが続き、先輩の彼女のすすり泣く声が聞こえるだけだった。

不意に背中を、強くバン!バン!と叩かれた。驚いて横を見ると、満面の笑みを浮かべたSの顔があった。
S「楽しんでもらえた?w」
その一言で全てを理解した。
正直Sを殴り倒したかったが、怒り以上に安堵感、解放感が溢れてきて一気に体中の力が抜けた。
先輩も状況を飲み込んだらしく、「S、お前なぁ~」とミラー越しにSを睨みつけていた。
コイツは最悪だ。コイツとだけは二度と心霊スポットには近付かない。
あーでも、良かった~…
先輩も同じ気持ちだったのだろう。
普段怒りッポイ性格だが、Sを責めるコトはあまりせず、彼女をなぐさめていた。

落ち着きを取り戻した車内は一気に明るくなり、
Sがあの時の状況を再現するなどして、街に戻る頃には元のテンションでハシャイでいた。

ちょうどコンビニに差し掛かり、先輩が「飲み物買うか」 と言ったその時だった。
「ドン」
車の屋根から

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コメント(13)

コピペ

地元なのでいったことあります! ダミーの方だけですが、 ダミーの手前の道で 一緒に行った霊感のある子が、 でかい顔が自分の隣にいるのを 見たそうです!

霊も乗り換えするんだな…

オカ板で見たわ でも、大変やったね お疲れさん

コピペエエエエエ

ありがち

本当にあるんですねぇ~

よろしくなんか怖いわー

実話にしては、凄い怖いですね!! 無事で良かったです

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