経ってから先輩から呼び出しをもらう。
非常に珍しいことにその電話は昼にあった。
「おう。あれやるぞ。幽霊の賭け」
「ああ、あれっすか。ホントにやるんですか? 僕今日バイトですよ」
「何か今日じゃないといけないんだと。ツキがどうとか。クルマが電気で走る時代に何言ってんだよな。運に左右される現象って何なんだよ」
「あー、僕も行かなきゃダメですか?」
「別に来なくても良いけど?」
「すみません。バイト当日休みは罰金なんで、今日パスで」
「……ベツニコナクテモイイケド?」
「楽しみだなぁ……何時でしょうか……はぁ……」
「七時だとよ。もし遅れたら罰金な」
この催しも罰金で済ませてくれるのならば、全く問題なく休むのだが。
七時。
15分も前に来たのに結局遅く来たのは先輩たちだった。
彼ら三人は連れ立って集合場所に来た。
「こんばんわぁサオリでーす」
先輩の隣にいる小柄な女の人が「自称」見える人なのだろう。
オカルトのオの字も連想できない。
非常に露出が多いパステルな夏服を着た女の人だった。
スカートの裾がヒラヒラと心許ない。
僕とサオリさんで自己紹介と自己アピールを済ませる。
見える人が二人もいるという状況は初めての経験だ。
「それでこれからどうするんですか?」
「ああ、何か二人の話聞くと、必ずユーレイが出る場所ってのは案外少ないんだと。だから、こっちがユーレイ呼び出すってのが一番確実なんだとよ。つーわけで今からお前の家まで行くぞ」
「は? 僕の家!?」
「だって俺とパシリの家だとどっちかが細工出来るだろ? 女の家に野郎三人行くわけにもいかないし。で、お前の家に決定」
最悪だ。
だから僕を呼んだのか。
「だったら僕、家で待ってたほうが良かったじゃないですか?」
「お前の面白いリアクション見たいからに決まってんだろ? なぁ?」
「……お前。分かってんなぁ」
くそ。
こんな時だけ息ピッタリだ。
結局逆らえるはずもなく一行は一路僕のマンションへ。
「何この水槽。お前魚飼ってんのかよ。何これ? エビ? 食いごたえのねぇサイズだな」
「食べないですよ。魚はいません。孵化したばかりとか脱皮後にエビ食べちゃうんですよ」
「……生き物いるのか。まあそんぐらいなら大丈夫かな」
「何かまずいんですか?」
「大丈夫、大丈夫」
「で? これからどうすんだ?」
「えっと、パシリさん、何か呼び出す方法知ってる?」
「サオリちゃんはこっくりさん以外で何

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コメント(10)

途中の師弟関係的なグダグダ感がないと、もっと読みやすい

私の父が昔、コックリさんやって頭おかしくなった人がいたからコックリさんだけはやめなさいって言ってた。

この話結構好き

最後まで読む気がしない

話しの無駄が多い。

わかる

話し手が一番「パシリさん」だと感じたのは俺だけ?

途中の解説だる

確かにめんどくさい

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