千日デパートの火災時の話。
店員が隣ビルへの連絡通路が工事中だったことに気づき、
そこがベニヤ板で塞いであるだけだと思いこんだ彼は
その壁まで客を誘導して壁を覆っていたカーテンを取った。
ところが壁はベニヤ板ではなく、完全にレンガ壁。

彼は何とか引き返そうとするが、パニック状態の客は
「これさえ壊せば」とブロック壁に拳を叩きつたが当然無理で、
多くの人がそこで手をボロボロにして息絶えたという。
壁には無数の手形が残った。

常識で考えるとブロック壁を手で壊すのは無理。
パニック状態だとその判断すら付かなくなる。

こんなレスが昔千日火災スレであったな。
あのスレは名スレだった。

昔のスレにあったのをコピペしてみる。

この事件の死者発生地点は大きく三つに別れます。
窓からの墜死と、店内中央の空きスペースと改装工事壁の前。
(他にもありますが、大きくはこの3パターン)

まず、前記の墜死者の方について。
本の中ではこういう事態に陥った時、「何故あの高さから飛ぶのか?」
という疑問についての説明がありそれによると
「異常な緊張感から高さ感覚が欠落。大した距離と思えなくなる。」
とのことです。という事は飛び降りた方達は
【死の覚悟を決めて今の苦しみ早くを終わらせる為に飛んだ】
のではなく、それで助かるという気分で飛んだようなんです。

特にアーケード側ではアーケードの下からの白いぼんやりした灯りが
一層距離感を喪失させ、目の前で他人が真っ赤に染まるのを見ても
まだ、飛び降りられる、もっと上手くやれば・・と考えるようです。
この事件だけでなく、偶々助かった他の事例でも全く同じ誘惑に駆られたとの事。

次に店内中央の空きスペース内での死者について。
ここで30人程が一塊となって亡くなっています、図面では確か
衝立とかの無い・・ただのテーブルとイスと通路の間。

最初、著者は何故窓際でも出口近くでもないこの場所でこんなに?と
疑問に思ったそうです。その後生存者からの聞き込みで人々の動きを考えて
ようやく至った結論は・・・【右往左往】のようでした。

出口であるホール側から猛煙が迫る為に出られない。
(客の殆どはホールのエレベータのみで出入りの為に他の出口を
 知らないし、火災で当然休止しているので逃げ場が無い。)

店内は徐々に煙で暗くなるが、客は店内地理に疎い為に
どこに行けばいいのかさえ判らない。
(窓に辿り着いたの

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