の手には古新聞。相当古そうなのは新聞の黄ばみ方で分かったんだけど、

記事はよく覚えてないけど「なんたら座礁」「○○が逮捕」みたいな文字が書いてあったのは覚えてる。

新聞の日付は1972年って書いてあった。

「なんで24年前の新聞が…」ってみんな不思議がってた。

Cもちょっと気持ち悪くなったのか「やめとくか?」と言い始めたんだけど、AとBは更にガサゴソと鞄を物色しはじめた。

今度は財布。Aは「おぉ金入ってたら○○ストアで酒買って宴会するかw」と言いながら財布を開けた。

見た事もない札が一枚(昔のお札じゃなくて外国の札?)とお守りとレシートと紙切れが入ってた。AとBはすぐに興味なくして「なんだよ~金入ってねぇよ」と言ったんだけど、俺は中身に興味があったんでCと一緒に見てみた。

お札はたぶん中国か韓国のかなり昔の札。レシートはボロボロでよく読めない。
お守りには梵字みたいな、たぶん梵字ではないけど、中国語か韓国語で書かれたお守りかなぁって感じの物。

俺とCが財布をくまなく調べてると、Aが中から小さな木製の箱を取り出した。

「なんだよコレ!お宝っぽくないか!?」と言ってAは開けようとするんだけど開かない。俺は「やめとけよ。どうせロクなもん入ってないって」って止めて、Cも「気持ち悪くなってきた…」って言うのに、AとBは必死に開けようとしてる。

最初はコイツら馬鹿だなぁwって思ってたんだけど、AとBはその箱を地面に叩きつけたり、二人が引っ張り合いをし始めたりして、開けようとする行為がだんだん激しくなり始めた。

「ちくしょぉぉ開けよコノヤロ~」
「なんで開かないんだよぉぉぉ」
AとBはそう叫びながら必死に木箱を開けようとしてるんだけど、その姿が尋常じゃないって感じになってきて、

俺もCも唖然として見てた。力づくで止めさせようとも思えないくらい、目が血走ってて必死なんだよ。

「お、落ち着けよ」と言ったんだけどAとBには、俺やCの存在すら目に入ってないみたいな感じで木箱をガンガン地面に叩きつけたり踏んづけたり、引っ張り合いしてる。

ヤバイなコレと思ってさすがに止めに入ったんだけど、Aはガグガッと口からわけのわかんない声というか音を出して俺を突き飛ばした。

俺とCだけじゃどうしようもないから他の連れを呼ぼうにも、当時まだ誰も携帯電話を持ってなかったから、誰かを呼ぶにもその場を立ち去らないといけない。

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コメント(18)

師匠シリーズみて知識つけちゃったからって、なんかラノベ読んでそのジャンルの博識ぶってるオタクみたいで草

登場人物ABCDEは直感的に認識し辛い

そうだよね、そのおぞましいという内容こそ知りたいね。

神社が寂れて廃る理由ってのは祀る(神的な)ものがそこに居なくなるからとか 紫雲さんの話や師匠の師匠シリーズ見てて、変に知識付けちゃったから詳細はそこら辺見てねとしか言いようがない

アッキーナが全部ぶち壊してるw

このサイトは「本当にあった怖い話」ですよね だから、この話には琴線が動きません

事故は四人が起こした事故って事になるのか…

廃神社か・・・

話の広げ方も中途半端だしなんだかなぁって感じ コトリバコみたいに「実話なんじゃないの?」って思わせようとするような工夫が足りない感 箱繋がりだけど

匿名さんの投稿

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