めといえど居間と台所は一目で見渡せます。
その場にいるはずのD妹がいないのです。
「○○!?どこ!?返事しなさい!!」
D子が必死に声を出しますが、返事はありません。
「おい、もしかして上に行ったんじゃ…」
その一言に、全員が廊下を見据えました。
「やだ!なんで!?何やってんのあの子!?」
D子が涙目になりながら叫びます。
「落ち着けよ!とにかく二階に行くぞ!」
さすがに怖いなどと言ってる場合でもなく、すぐに廊下に出て階段を駆け上がっていきました。

「おーい、○○ちゃん?」
「○○!いい加減にしてよ!出てきなさい!」
みなD妹へ呼び掛けながら階段を進みますが、返事はありません。
階段を上り終えると、部屋が二つありました。どちらもドアは閉まっています。
まずすぐ正面のドアを開けました。その部屋は、外から見たときに窓があった部屋です。
中にはやはり何もなく、D妹の姿もありません。
「あっちだな」
私達はもう一方のドアに近付き、ゆっくりとドアを開けました。
D妹はいました。
ただ、私達は言葉も出せずその場で固まりました。
その部屋の中央には、下にあるのと全く同じものがあったのです。
鏡台とその真前に立てられた棒、そしてそれにかかった長い後ろ髪。
異様な恐怖に包まれ、全員茫然と立ち尽くしたまま動けませんでした。

「ねえちゃん、これなぁに?」
不意にD妹が言い、次の瞬間とんでもない行動をとりました。
D妹は鏡台に近付き、三つある引き出しの内、一番上の引き出しを開けたのです。
「これなぁに?」
D妹がその引き出しから取り出して、私達に見せたもの…
それは、筆のようなもので『禁后』と書かれた半紙でした。
意味がわからず、D妹を見つめるしかない私達。
この時、どうしてすぐに動けなかったのか、今でもわかりません。
D妹は構わずその半紙をしまって引き出しを閉め、今度は二段目の引き出しから中のものを取り出しました。
全く同じもの、『禁后』と書かれた半紙です。
もう何が何だかわからず、私はがたがたと震えるしか出来ませんでしたが、
D子が我に返り、すぐさま妹に駆け寄りました。
D子ももう半泣きになっています。
「何やってんのあんたは!」
妹を厳しく怒鳴りつけ、半紙を取り上げると、引き出しを開けしまおうとしました。
この時、D妹が半紙を出した後、すぐに二段目の引き出しを閉めてしまっていたのが問題でした。
慌てていたのか、D子は二段目では

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コメント(51)

日本にはこう云うのあるよね。僕の産まれ故郷にも、神がかりの掟がある。破ればどうなるか、地元民は当然激怒するよ

結局、名前何て読むん?

これを見て最近思ったのは、何の事情も知らず理解もしてない人を遠ざけるだけでは防止にならんって事だな。 これが子供の影響に良くないとか、隠すだけって行為に対していずれこうなるって皮肉にも見える。

初めて見た時は怖いな〜って感じだったけど…改めて読むと詳細が明確になりすぎてる。受け継がれてきた話、とか誰かから聞いた話が主だったりするともっとぼんやりしてる部分があってもいいものだけど、全部事情を最初から知ってて精通してる人が書いた文章、って印象。まぁ読み物としては面白かったよ

長いから読まない 知ってる話しだし

怖い… けど、手首が入ってるって見た時吉良吉影が思い浮かんだ

初めて見た時は怖いな〜って感じだったけど…改めて読むと詳細が明確になりすぎてる。受け継がれてきた話、とか誰かから聞いた話が主だったりするともっとぼんやりしてる部分があってもいいものだけど、全部事情を最初から知ってて精通してる人が書いた文章、って印象。まぁ読み物としては面白かったよ

本当には無かったネタ話の間違いだな。 元スレでは矛盾点を大量に指摘されて糞ネタ扱いされてた駄ネタ。 作者が随分自信を持って拡散してたが・・・・しつこい奴が頑張るとこんな糞ネタでも生き残るもんだなw

( ^ω^ )ワロリン

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