最初に言っておきます。
コレは、霊的な怖い話ではありません。
が、結構怖い話です。

小学生の頃の通学路は、距離としては3km弱程。小学生の足では、中々の距離だと思う。国道沿いの道を歩くのだが、途中歩道の狭い道もあり、時々スピードを出す車もあったので所々怖い場所があった。
そんなある日。一人で下校をしていた。
徒歩だったのでトボトボと歩いていた。すると、
「ピッ!」
車のクラクションの音が聞こえた。音のする方を向くと、母方のおじいちゃんが車で通っていた。すると、合図をし少し行った先の道路を挟んだ路肩に車を停めた。家まで、乗せて行ってくれる合図だった。正直、徒歩が嫌いだった僕は嬉しかった。
すぐ近くに、押しボタン式の横断歩道があったためボタンを押し青になるのを待った。
青になり、半歩ぐらい踏み出した瞬間。
「ブーン」
猛スピードで、僕の目の前を赤い車が走って行った。体感的に身体と車の距離は1センチぐらいだった。文字通り目と鼻の先程の距離だった。
今もそうではあるが、あまりテンションの上がらない性格の僕。活発とは言い難いタイプだったので、助かったのかもしれない。もちろん。ちゃんと左右を確認していれば良かったのだけど、もし。僕が、あの時走り出していたら、、何かの拍子にコケていたら。
そう思うと、今でもゾッとします。

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